市貝町議会 > 2021-12-15 >
12月15日-02号

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  1. 市貝町議会 2021-12-15
    12月15日-02号


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    最終取得日: 2023-06-04
    令和 3年 12月 定例会(第6回)       令和3年第6回市貝町議会定例会(第2号)           令和3年12月15日(水曜日)午前10時開議出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   教育長       小森祥一  総務課長      永山良一   企画振興課長    金田道宙  町民くらし課長   軽部 修   健康福祉課長    國井美由紀  農林課長      川上和幸   建設課長      渡邉隆憲  こども未来課長   滝田弘行   生涯学習課長    関澤孝浩-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開議宣告  午前10時00分            議事日程(第2号)第1 一般質問(3名)    5番 豊田 功    1 庁舎等の点検整備の必要性と町有地の有効活用について    2 住んで良かった選ばれるまちづくりについて   11番 高徳義男    1 町長の4期目の公約の実現について    2 農業の振興策について    8番 小塙 斉    1 町道赤羽小山線について    2 ヤングケアラーについて    3 赤羽小学校の通学バス乗り降り場整備について第2 議案第43号 監査委員の選任につき同意を求めることについて第3 議案第44号 市貝町ふるさと応援基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について第4 議案第45号 市貝町国民健康保険条例の一部改正について第5 議案第46号 市貝町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止等に関する条例の一部改正について第6 議案第47号 令和3年度市貝町一般会計補正予算(第4号)第7 栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙第8 常任委員会の閉会中の継続調査の件第9 議会運営委員会の閉会中の継続調査の件第10 議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(山川英男)  ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △一般質問 ○議長(山川英男)  日程第1、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △豊田功 ○議長(山川英男)  5番、豊田功議員。登壇。          (5番 豊田 功 登壇) ◆5番(豊田功)  議席番号5番、豊田功でございます。 ただいま議長から発言、質問のお許しをいただきましたので、早速質問させていただきたいと思います。 まず、傍聴席の皆様方、今年もあと15日で新しい年を迎えると。そういう時節柄大変お忙しいところ、早朝からお出かけをいただきまして、誠にありがとうございます。 それでは、早速質問に入ります。 入野町長には、このたび4期目の当選ということで、誠におめでとうございます。 その4期目の最初の議会ということで、初登庁のときに職員にお願いをしたような町長のこれからの姿勢についてお話をいたしました。住みやすい、町民が誇りを持って、この市貝町で暮らせるようなまちづくりをしたいんだという話をしたかと思います。そういう観点から今日は質問をさせていただきたいと思います。 まず、第1点は、この役場の庁舎の建設されてから24年が経過しているわけであります。皆様方もご承知のように、この役場内の照明なども暗く、そして、空調設備も古くなってきていると。そういう点検をし、補修整備をする時期だと思いますので、この点について、まず町の考え方をお聞かせいただきたいと思います。天井の染みもあるところもございますし、照明も暗い。そういうところで職員の方々が執務をしているわけであります。もうLEDの時代でありますので、もっと室内を明るくしたところで仕事に従事していただきたいもんだと思います。 さらには、このコロナ禍ということで、感染防止の観点からも空気の入替えも必要だろうと思います。そういうことで空調設備の点検なんかも必要だということであります。既に長寿化計画に基づいて計画されているかもしれませんが、まず、この点検補修整備ですね、このことについてお尋ねをしておきたいと思います。 次に、また同じような建物の関係でございますけれども、町の福祉センターですね、このことについてもお尋ねをしておきたいと思います。 福祉センターは築36年を経過しておるということで、もうそろそろ建て替えの時期に来ているんではないかということであります。廊下も狭くて、車椅子が行き交うと非常に狭い。そして、暗い。日中でも廊下は照明をつけないとちょっと不便さを感じるということであります。また、部屋数も少ないし、そんなことで活動もしにくいということであります。 そして、決定的なことは、障害者が多く利用する施設であるにもかかわらず、あるいはまた、障害者の避難場所になっているんですね。指定されているわけです。にもかかわらず、そうした障害者を考えた施設では全くないんだということが指摘されております。 例えば玄関に、あるいはトイレにスロープがない。バリアフリーが換置していない。もちろんトイレなんかは、障害者用の専用のトイレなんかはない。そういうことで、やはり障害者が使いやすいような施設に早くしていただきたい。しかも、あそこは他市町からも来客や障害者もおいでいただくと。したがって、障害者も一般の方々も使いやすい施設にしていただきたいもんだと思いますので、この点についてもよろしくお願いしたいと思います。 また、そうした大規模な建築、あるいは改修をするというときには、センターへの車の出入り口が非常に狭くて、大型車両は出入りしづらい。困難であるということですので、あの県道からの出入り口も拡張工事をできたら併せてお願いしたいと思いますが、この件については、通告外だという解釈をされれば、回答は結構でございますが、要望しておきたいと思っております。 この庁舎、それから福祉センターの改築、この2つの改築に併せまして、できれば、町有地ですね、町の土地を有効活用したらどうかということで、太陽光発電と蓄電装置を設置したらどうか。通常は役場庁舎で電気を使う、あるいはまた、福祉センターで電気を使う。有事の際には、避難場所にも指定されておりますので、蓄電装置を活用し、3日間ぐらいは停電になっても電気を使う、不自由さを感じさせない。避難しても真っ暗では非常に不安がありますので、避難場所で停電していても電気は通っていると、そういう避難場所にしていただいたらどうかなということで、ぜひ今グリーンエネルギーや第3エネルギーということがとやかく話題になっておりますけれども、施設には費用かかりますけれども、太陽光は無料ですので、ぜひお願いしたい。役場の庁舎の職員、あるいは来賓者の駐車場に太陽光発電のパネルのカーポートですね。こういうものを設置していただいたり、旧役場土地、駅前の高台の。あそこには、太陽光発電を設置する。あそこは施設として大きな建物が裏の山の土砂崩れといいますか、そういうことで危険性があるんではないかということで、太陽光なら有効に使用できるんではないかということで、この役場の駐車場と旧役場跡地ですね。そこに太陽光と蓄電装置をぜひつくっていただいて、有事の際には町民が安心して避難できるようなそういう施設を考えておりますが、この点についても町の考え方をお聞かせいただきたいと思います。 それから、大きな2点目として、住んで良かったと選ばれるまちづくりについてでございますけれども、町民が最後に市貝に住んでいて、あるいはお世話になっていてよかったなと言われるような町はどんなものかということで、町長はどういうことを想定して、そのまちづくりを進めていくのかということをお聞かせいただきたいと思います。町として行政はどのようにしてサポートして暮らしていただこうとしているのか、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。 特に北部地区なんかは、大半が自宅で野菜なんかを栽培しておられます。そういうことでありますけれども、野菜だけでは生活できませんね。食料の確保、そういう点で道の駅辺りでも移動スーパーなんかの動きがあるようでありますけれども、そういうあたりをお聞かせいただければありがたいと思います。 その移動スーパーについては、できれば、行政が関わって、見守り隊と。地域見守り隊という考え方で移動スーパーを活動していただければどうかなということで、このあたりをぜひ町の考え方をお聞かせいただきたいと思います。 それから、1人で生活していても、環境の維持ですね。自分の住居その他の身の回りの維持と整備について。高齢者の独り暮らしや老々世帯の方々がちょこっとしたことで困ったな、誰かにお願いできないかなというようなこと、そういうところを即、何とかしてやれるような便利屋的な組織を立ち上げていただければいいななんて考えております。 ですから、この点についてはシルバー人材センターの活動の多様化といいますか、そういう充実を行政のほうで指導していただければ、何とかなりそうな感じでありますので、そういうことを町としてはどう考えているか。やはり行政が関われば、一般業者とは違って、多少安く、あるいは安心して町民がお願いできるのかなということで、ぜひ行政も関わっていただきたいということであります。 そんなことで、今日は質問させていただきます。ここでの質問は以上にさせていただいて、あとは質問席のほうで一問一答方式でお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  豊田議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 まず、1点目の庁舎等の点検の必要性と町有地の有効活用についてお答えいたします。 1つ目の庁舎の空調設備や照明設備の補修整備についてでございますが、議員ご指摘のとおり、現在、庁舎の空調設備や照明設備において、老朽化による故障や不具合が毎年頻発しておりまして、その都度修繕を実施している状況にございます。しかし、機器が古い型のものであるため、部品の製造が中止されていることから修繕が不可能となり、点灯しないままの照明器具があるほか、空調設備につきましても、いつ使用できなくなってもおかしくない現状であり、早急に設備の改修が必要な状況となっております。 しかしながら、空調設備や照明設備の改修は多額の費用が必要となることから、町単独費用で改修工事を行うことは、現在の町財政においては困難な状況にあります。 改修の方法についてでございますが、空調設備につきましては新型の省エネタイプのもの、照明設備につきましてはLED化することにより、光熱費の大幅な削減が見込まれるほか、国が推奨しているカーボンニュートラルの実現にも寄与するものであるというふうに考えています。 このため、これらに係る国庫補助制度等を活用し、一般財源を極力抑えた形で事業化を図ってまいりたいと考えています。 次に、2つ目の町福祉センター建て替え計画についてでございますが、当施設は、市貝町総合相談支援センターや市貝町社会福祉協議会など4団体が利用している施設であり、集団健診や乳幼児健診など、保健事業の拠点として幅広く活用している施設であります。 当施設の状態といたしましては、昭和60年に建築された建物であり、築36年が経過しているため、老朽化による劣化や震災の影響が各所に現れております。建物外壁タイルのひび割れや剥落、空調設備の老朽化も見受けられます。このような施設の老朽化等に対しまして、施設の長寿命化を図るため、昨年度、市貝町保健福祉センター長寿命化計画を策定いたしまして、各部位の劣化状況や耐用年数を調査し、長期的な修繕計画を作成したところであります。 今後は、本計画に基づきまして、予算の平準化を図りながら、施設の維持保全に努めてまいりたいと考えております。 なお、豊田議員からご指摘のあった点として、障害者や子供たちが利用していることから、バリアフリー化を図ってはいかがとの提言がございましたが、必要不可欠なことだというふうに私どもも考えています。 また、町民の利用者、特に高齢ドライバーの方から、町道に出るときに安全確認ができない、あるいは町外からの視察者よりマイクロバスの出入りの際、アクセス道路が狭隘で両側に人家があることから、危険であるとの訴えが私どもに届いております。先ほどの庁舎の改修と同じように、今後、補助金が見つかり、財政的余裕が出てくれば、道の駅近くに複合施設として建て替えも検討いたしたいと考えております。 3つ目の太陽光発電と蓄電設備の利用についてでございますが、避難所における災害時や停電時の電源確保については、過去の災害時においても教訓となっているほか、今後の防災対策において非常に重要な問題であると考えております。 ご指摘のとおり、町有地を有効活用した太陽光発電及び蓄電設備による電力の確保につきましては、非常に有効であり、町防災機能の強化だけでなく、光熱費の削減やカーボンニュートラルにもつながることから、費用対効果等について調査研究し、指定避難所等への導入を図ってまいりたいと考えております。 次に、第2点目の住んで良かった選ばれるまちづくりについてお答えいたします。 まず、1つ目のどのような町を想定してまちづくりを進めていくかでございますが、住み慣れた地域で、子供や友達に囲まれ、最後まで温かいサポートを受けながら、お互いに「ありがとう」と言える町を想定し、まちづくり地域包括ケアシステムの構築を進めております。 本町では、高齢化に伴い、高齢者のいる世帯が増加傾向にあります。平成28年と令和2年を比較いたしますと、高齢単身世帯が約120世帯、高齢夫婦のみ世帯が約160世帯増加しておりまして、今後もその傾向が続くものと見られています。 高齢者が増えていく中で、元気な高齢の方には介護が必要になった方の支えに回っていただき、最後まで光輝いて社会の一員として役割を担うことが心も身体も健康で暮らせる足がかりになります。孤独死が発生しないように、地域で見守る体制づくりを今後も進めてまいりたいと考えています。具体的には、多くの生活に伴う問題を抱えて暮らしていらっしゃる高齢者や障害者、加えてその介護者や保護者が気安く集い、交流できるような場が必要だと思っています。そのような場において専門家の方が一緒にその場に入られまして、見立てやケア計画などを立てることが必要ではないかというふうに思っています。 まず、赤羽には、サシバ未来館という多世代型交流施設がございますが、その交流施設は、コロナ禍のために学童保育を現在中止になっているところですが、本来目的は、学童であればプレハブでいいのではないかということで、担当課長、女性の課長で優秀な課長でしたが、そういう話をしていたところですけれども、プロポーザル方式のときのそういう説明もそのようなことでございましたけれども、なかなか地域の方々の協力や専門家の方を入れて、いろんな課題を抱えている方々を集めて話を伺ったり、そういう場として実現していないところが、私どももまだ効果、発言が不十分ではないのかなというふうに思っています。 そのような正直福祉活動の場ができることは、豊田議員がご指摘にされたようなことで、明るく住みやすい町につながるのかなというふうに思っています。 このため、北部においても老朽化が激しい杉山保育所の今、民間化を進めておりまして、ありがたいことに1社手を挙げてくださいまして、複合施設をここに開設したいということでございます。高齢者、障害者、また子供などが同じ屋根の下で共生しながら、お互いに思いやりながら過ごす。子供たちは障害者を見たこともない子供たちがいる。障害者が来ると子供たちが逃げていったりとか、そういうような社会になってしまいまして、一緒に屋根の下で過ごすことによりまして、思いやりのあるそういう子供たちに育つように、また、高齢者は、子供たちの顔や声を聞くだけで元気になりますので、一日も早く北部にこのような複合施設ができるように委託を引き受けてくださいました民間企業を支援してまいりたいと思っています。 続きまして、2つ目の住みやすい環境の維持についてでございますが、まず、食料の確保につきましては、町では高齢者の自宅を訪問し、買物の相談を受ける中で、買物弱者と地元商店を結び、注文・宅配などのサポートが可能な商店の情報を記載した冊子を作成し、配布しております。福祉の目線で企業独自のサービスや商品提供について集めた情報を今後も周知しながら、高齢者がちょっとのサポートを受けて地域とつながり、暮らしていけるよう取り組んでまいりたいと思っています。 また、当町においては、道の駅を運営する株式会社サシバの里いちかいにおいて、本年度より、移動販売事業の実施を予定しております。内容といたしましては、事前に注文を受けた品物の配達や個人宅の庭先や地域公民館等において、野菜、肉などの食料品やトイレットぺーパーなどの日用品等を販売するものでございます。 事業実施に当たりましては、既に注文販売等を行っている町内小売業者と人や地域等を重複させずに展開していくようでございます。 次に、環境の維持と整備でございますが、令和4年度より、介護保険制度の枠組みを活用して、清掃や買物などの支援を安価に実施することができないかどうか、シルバー人材センターと協議を進めているところです。 本事業は要支援の認定を受けている方に対象が限られますが、シルバー人材センターの活用の多様性という観点で、これを皮切りに、ちょっとした困り事にも対応できるような事業を調査研究しながら徐々に拡大してまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  前向きなご返答をいただいて、うれしく思うわけであります。 そんなことで、ぜひ早めに取り組んでいただきたいもんだと考えております。特に庁舎などは早く明るくして、明るいところで職員の方々に従事していただきたい。やっぱり暗いところでパソコンなんか向き合っていますと、来客があっても挨拶もできないような職員が見受けられます。はっきり申し上げますと。ですから、来客者には、明るく、来客者よりも早く挨拶をしていただきたいと思いますが、このあたりの考え方、町長としてはどう考えておられますか。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ただいま豊田議員からご指摘受けたとおり、私がここに入らせていただきましたときには、町の職員の対応が非常によくなったと。現在も私も驚くほど健康福祉課や戸籍などにいる職員が町民目線でこういう台のところに膝をついて町民の方と接している姿を見ますと、本当にコロナの感染など大丈夫かなと私が心配しちゃうほど大分変りました。 そんなところですけれども、今、議員がご指摘のとおり、暗いところでお客様とすれ違ってしまったり、私のように小さい人が受付のところにすっと行くと頭だけがここに通っていくようで、見過ごしてしまったりすると、お客様に大変ご迷惑をかけるかというふうに思っています。 そういうこともございますので、先ほどのここでの答弁のとおり、環境省や総務省などに補助事業があるということを聞いておりますので、特にカーボンニュートラル、市貝町はサシバの里づくりでこれから2050二酸化炭素排出量ゼロの都市を、ゼロ宣言をしようというふうに思っていますので、SDGsにかなうように。そういうことも含めまして、環境省の補助事業があるということで、現在、総務課の担当係長にその内容を調査させているところでございます。新年度予算の査定が1月中、下旬になりますが、大変多額な費用に上りますけれども、町の持ち出しが4分の1ぐらいになるんであれば、清水寺から飛び降りた、そういう思いで、あとの私の仕事が、全部また停滞しちゃいますけれども、これぐらいのことはしなくちゃならないのかなというふうに思っていますけれども、詳細については、もしここでお伺いということでなれば、総務課長がお答えできるかと思いますが、そういう補助事業を使って、新年度取り組んでいきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  ぜひ明るい町になるように役場から発信していただければありがたいなと、うれしいなと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、福祉センターのことについてでありますけれども、実施を計画されているような話を伺いました。私としては、個人的には、入野町長は、福祉については大変理解のある町長だと私は評価しております。そういう町長、4期目ですので、ぜひ4期目内でこの福祉センターを新築させて入野町長の実績をアピールしていただきたい、そう考えておりますけれども、入野町長、この件についてはどうでしょうか。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  一般質問冒頭、山川議長からご挨拶がありましたが、私の想定外ですが、4期目になると、実力が問われると、真価を発揮しなければならないということで、そういうことを大変重く受け止めたところでございます。ただいま豊田議員からもそのような同じようなご指摘を受けたわけですが、私はサシバの里づくりをしっかりと完成いたしまして、後の方にきちっと、私が手をつけなくても自動的にもうぜんまいを回して、サシバの里づくりが軌道に乗っていく、その打ち上げのことをしっかりとやって、そして軌道に上るまでをしっかりと押さえていきたいと思いますので、こういう例えばハード面の整備については、後継の方にできるだけ実績は譲っていきたいというふうに思っていますが。 ただいまのご指摘のとおり、私たち執行部にない視点として、バリアフリー化がなかったんですね。私の頭のほうで担当課係長に大丈夫か、耐用年数は大丈夫なのか、照明とかは大丈夫なのか、空調は大丈夫なのか、うちは金がないんで、全部一体的にできませんから、1個ずつそろえました。金がないんで。集中ができないんで、全部外しちゃって、1個ずつ個々に、私のうちみたいにやっていますけれども、耐用年数大丈夫か、じゃ、空調大丈夫なんだね。そうしたら、今、豊田議員のさすがに生涯福祉に造詣が深いですから、バリアフリーという視点を忘れていたんですね。これからやはりバリアフリーが大事なので、あとはシルバーの交通安全が大事なので、できるだけ早く、先程の補助金と同じようにどこかから補助金を見つけてきて、その次はそれだと思うんですが、見つけてきて、地域包括ケアシステムの司令塔をそこに内蔵したそういう健康福祉センター。そこにお医者さんもいてもいいんじゃないかと思ったり、保健師の先生がそこに常駐して、そこでみんなの居場所で、みんな遊びながら、生活まで、生活の背景とか家族背景まで全部透視して見られちゃうと。あのお子さん毎日、私の子供の頃と同じように同じ靴を履いて同じ洋服着ていると。大丈夫なのかなとか。ご飯食べているのかなとか、そういうことが全部ここに見られるように。そういう形で、北部と南部ができますから、中部にもそんな施設ができたらなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  次の質問に参りたいと思いますが、要するに住みやすい環境の維持でございますけれども、独り暮らし、あるいは老々世帯ですね、そういうところ、一件たりとも見落としがないようにチェックをしていただいて、移動スーパーなり出向く、あるいは連絡取り合うということですね。ですから、取り残しがあっては困りますので、そのチェックの仕方、いろいろとあると思うんですね。民生委員の方々から情報を得るとかいろいろあると思うんですが、町長も昨日の答弁の中で、これからは町内をくまなく歩いてみたいというようなこともおっしゃっておりました。町長もそういう点では、ぜひ取り残しのないようなことでご尽力いただければと思いますが、この取り残しがないような策としては、何かよい方策でもあればと思うんですが、要するにそういうところで見守り隊ですね。地域見守り隊とやっぱり関連はするわけでありますけれども、町民一人たりともそう見落としがないようなサポートしなければならないような世帯、1か所でも残さないということで、このあたりの良策を何かあれば、お聞かせいただきたいと思いますが。
    ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しまして、お答え申し上げます。 町では、民生委員や社会福祉協議会などボランティアをはじめ様々な見守りのボランティアの方がいらっしゃいます。また、見守りネットワークというもので、町内のお店107店舗が登録して町内の高齢者や障害のある方、子供たちを含め、地域を見守る活動をしていただいております。さらに、配食サービスや町の健康教室とか様々な施策によって、そういった方が見逃しのないように教室などを通して行っているほか、町総合相談支援センターでは、毎年様々な視点で、例えば今年いっぱい医療を使わなかった方とか、独り暮らしなのに避難行動要支援名簿に載っていない方とか、そういった様々な目線からリストアップしまして、そのうちを訪問するなどというアウトリーチの視点からも見守り活動を行っております。 今後もそういったことも含めまして、活動を通して取り残しのないように施策を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  そういうことで、ぜひチェック漏れのないようにぜひ町民一人一人を大切に面倒見ていただきたいと思います。 その先程道の駅を中心に、あるいは106店舗ですか、そういうこととコラボして町民くまなく享受できるようなシステムをつくろうとなさっているようでありますが、確かに道の駅が中心となれば、野菜とか肉、魚が中心だと思いますが、町内の商店とコラボすれば、先ほどお話ありましたけれども、日用雑貨、それと、衣料品、その他ですね。衣料品なんていうと、サイズとかいろいろありますので、デマンドタクシーなんかを有効に活用したらどうか。そのデマンドタクシーの活用なんかでは、何かこの見守り隊と併せて、何か考えておられるのかどうか。難しいでしょうか、これは通告外と解釈していただければ、答弁の必要はございませんけれども、せっかく町にあるデマンドタクシーを有効にすれば、衣類だとかそういうものも希望者の手に届くんではないかと思いますので、そんなところも行政としてこのデマンドタクシーの活用も考えていただければと思いましたが。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  先ほどの見守りについてもそうですけれども、昨日石井議員からチェックシートという話がありましたが、図書館ではやっていますよね。県立図書館でチェックシート。どんなような対応をしたのか。その逆に今度は、訪問しながらチェックシートでざっとチェックしながら、それを持ち帰ってもらうと。移動販売車とともに。そして、それを持ってきて家族関係図まで作りながら、この方には誰がいて、誰がいて。守秘義務がありますので、なかなかそういうのはつかめませんけれども、何度も訪問しているうちにあれ、あそこにお孫さんがいるとか、おばあちゃんと一緒にお孫さんがいるとか。家族関係図まで作れますんで、そういうチェックシートを持ち帰ってこちらで専門家で話し合うということは、守秘義務などを上手に避ける手法かと思いますけれども。 ただいまのデマンドタクシーですが、デマンドタクシーはどちらかといいますと、町民の方に気分晴らしといいますか、気分転換で道の駅に来てもらって、買物をするとストレスが解消すると言うんですね。うちの母親もそうでしたけれども、買物に来て、いっぱい買ってきて、また同じようなものを買ってきてとやったら、冷蔵庫同じのばっかりそろっちゃうんですが、やっぱりストレスが解消すると言うんですね。特に夫婦げんかすると買い物がストレス解消になりまして、そういうことも含めまして、気分転換というところで、デマンド交通を利用してもらいながら、お荷物をたくさんある場合には、これが言われていたんですね。運転手が手伝ってくれないと。そんなのネギなんか臭くて駄目だから、ネギなんか入れるんじゃねえとか、そういう話があったというんですが、その辺はやはりお買物しながら、気分転換をして、そしてそこでちゃんと台をやって回ってくださいといって、荷物を一緒に乗せてあげるとかそういうのが手法としてはいいのかなと思っていますが。おっしゃるとおり、せっかく大きいワゴン車が走っていますので、注文すれば、それらについてもお願いしたいと思っておりまして、ここで言うのはあれですけれども、できればデマンドタクシーも町のほうで、町の団体のほうで商工会とか道の駅とかでそれを委託していただければ、そういうきめ細かいことはできるかと思いますので、前から担当のほうには言っているんですが、町で預かって、そしてどこどこのおばちゃん、どこどこのおじちゃん乗ったから、一緒に持っていってあげるよとか。注文あるんだったら、俺買ってきてやるよとか、そういうこともできるかと思いますので、移動販売車と併せながら、今の事業者、現行の事業者のほうにちょっとそういう手もご相談してみたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  豊田議員。 ◆5番(豊田功)  残り時間が少なくなってまいりました。 ただ、入野町長が冒頭で申し上げましたように、市貝町に住んでいてよかったなというように町民が誰も思ってもらえるようなまちづくりですね。そういうことで質問をさせていただいたわけでありますけれども、今の移動スーパーなどについては、既に鹿沼市なども実施しておられるようであります。鹿沼市といいますと、山間部が多いもんですから、そういうことを実施しているようであります。 さらには、那珂川町の例をちょっと述べさせていただきたいと思いますけれども、那珂川町では、地域おこし協力隊の方が仙台のほうから参りまして、退任後、移動販売、生活ケアサービスですね。特に那珂川町を気に入ったというか、町民を好きになりまして、「まちまもり会社繋ごう農村」という会社を立ち上げたということであります。協力隊の退任後ですよ。那珂川町に住んでおられると。そういう方であります。その協力隊のときに知り合った方々に地域新規就農者を増やして、有機野菜を生産販売を今、手広くなされているという方であります。現在はそうした安心・安全な野菜を東京のほうまで販売販路を拡大しているということであります。それは11月にこの方の講演会があったものですから、題は、「移動スーパーでずっと暮らせる地方を創る」という演題でお話を伺ったわけでありますけれども、ああ、市貝町と全く同じだということで今日質問させていただいたわけであります。 それと、「ポツンと一軒家」という日曜日の8時頃からのテレビ番組があるんですが、私はあれ大好きで、毎回録画して見ております。そうしますと、高齢になっても、それからどんな山奥でも、不便なところでもここが一番いいんだということで、子供たちが町へ出てきて一緒に暮らそうなんて言っても、駄目だということで、のんびりと山奥で暮らしているということであります。ですから、定期的に子供たちが山奥へ通って、安全、また元気に暮らしているのを確認しているようであります。 今朝、新聞で読者投稿欄ですね。そこに2つ出ていたんですね。同じようなことが。もうすぐ80歳になる女性の方でありますけれども、独り暮らし。毎日LINEで娘と元気を確認しているという方。ここまではよかったんです。そしたら、今度は62歳の女性が母と暮していた。その方が今度は長男の近く、県内なんですけれども、そこへ転居するということなんですね。だから、そういうもちろん転居される方もおります。様々でありますけれども、市貝町の高齢者もまあ同じようなことだとは思いますけれども、独り暮らしができるうちは市貝町に住んでいたいというのが、市貝町の方々だろうと。市貝町はいいところだなということで住んでおられるわけであります。 入野町長をリーダーに職員が一体となって、そうした住みやすい環境づくりにご尽力いただきますようお願いを申し上げて、私の質問の全てを終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時5分とします。                         (午前10時50分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                         (午前11時05分)----------------------------------- △高徳義男 ○議長(山川英男)  豊田功議員の質問が終わりましたので、次に11番、高徳義男議員。登壇。          (11番 高徳義男 登壇) ◆11番(高徳義男)  11番、高徳義男。 傍聴者の皆様には大変12月のお忙しい中、議場に足を運んでいただきまして、誠にありがとうございます。 それでは、質問したいと思います。 町長の4期目の公約の実現について一般質問をいたします。 昨日の同僚議員の質問と重複するところがありますが、今回議長より特例として許可を得ましたので、ご理解をいただきたいと思います。 まず、入野町長、16年ぶり2期連続の無投票再選おめでとうございます。これは、入野町政に信任をいただいた結果だと思っております。100年先、1,000年先までもふるさとを豊かにするための基を築くと同時に、この4年間に全てをかけるという町長の決意が表れております。大学院で政治学を学び、29歳でふるさとの復興のために帰郷し、町議会議員となり、その後10年間身を削りながら町長の仕事に専念をいたしました。過去12年間の町政では、防災無線、観光協会の設立、宮古島交流都市締結など、数多くの実績を残しながら東日本大震災の復旧、復興とまだいまだ収束に至っていない新型コロナ感染の拡大抑制の対策などに相当な時間を費やしており、町民の福祉向上に全力で取り組んでおります。そのような中で、今回町民に示しております4期目の公約実現について改めて全体的に4項目についてお伺いをいたします。 第1には、町政運営に対する考え方。 第2には、各公約実行に対する予算編成について。 第3は、各担当職員との計画立案と見通し。 第4には、それら各事業に対する費用対効果を伺います。 令和3年11月22日、初登庁され、4期目の町政運営がスタートをいたしました。12月の町の広報紙に全てをかけるという4年間の主な政策、施策が掲載されております。17項目にわたる詳細な中から、時間の関係上、今回は通告の上、大きな公約事項の中から具体的に1項目ずつについてお伺いいたします。 ①災害や人口減少に備え、しなやかに対応できる体制の整備から、生活道路等のインフラ整備について、町道1号線、塩田・続谷線の早期改良計画をお伺いいたします。 次に、「サシバの里づくりを通じて町民一人一人に誇りと希望を育む」の中から、「都市生活者とサシバの餌場谷津田再生と付加価値のある特産物をつくり出す」の中から、谷津田再生のエリアとモデル地区の指定、各地区の組織育成と指導について伺います。 次に、③として、「地域の住民が地域の将来を自ら考え、地域を豊かにできるよう支援する」との中から、将来像が実現できる予算の組み方の具体的な方法、考え方についてお伺いいたします。 最後の④として、「何でも相談でき、解決してくれる心強く頼れる役場について」では、すぐやる課の新設を検討してはどうか、お伺いいたします。 次に、農業の振興策について質問いたします。 米価下落に伴う農家救済策と、町独自の取組について伺います。 主食用コシヒカリ米60キログラム当たり、令和3年産の農家渡しの概算金が前年比3,000円安い9,000円の新聞報道がありました。現に今年産コシヒカリ1等米60キログラム当たり8,100円であり、県の奨励品種のとちぎの星では20%減の6,500円で、昨年より全体的に30%減の大幅に下落してしまいました。農業生産費も肥料、農薬等の物価値上がりで高額になっております。このような状況が来年以降も続くのではとの憶測も出始め、農家の方は不安と心配をしております。 当町の農家も平均年齢が65歳以上と高齢化になっており、このままでは不耕作水田も増えて、やがて耕作放棄地に移行していきます。国も県も共済組合等でも収入保険への加入を促進しておりますが、小規模農家ではメリットがありません。飼料用米の作付への指導もありますが、全農家での対象ではありません。 そのような農政の状況の下、県内の各自治体も動き始めております。矢板市では、認定農業者を対象に10万円交付する市コメ作付応援金制度を創設し、さくら市も米価下落する助成準備を作付参考値を守る認定農業者に対し支援するとの報道が12月3日付の下野新聞でありました。 本町もこれからより一層の作付に意欲を持ってもらうためにも兼業農家を含めたきめ細かな支援が必要であると思います。そこで、どのようにこれからの農家に支援していくのか、今後の町の独自支援策をどのように持って考えているのかお伺いをいたしまして、総括質問といたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  高徳議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 4期目に掲げた公約、それぞれの項目について、考え方、計画、予算、費用対効果を伺うに対し、お答えいたします。 まず、1つ目の災害や人口減少に備え、しなやかに対応できる体制を整備するについてでございますが、令和元年東日本台風など頻発する気象災害や南海トラフ地震に代表される大地震の発生が予想される一方で、当町の人口も国立社会保障・人口問題研究所の予測では、令和17年に1万人を割ると言われており、高齢化と過疎化が同時に進行する町北部の町土の保全や民力の保持が喫緊の課題となってきました。 人が生活を営むためには、住むところに加えて食べることができることが不可欠です。町内を見ると、家はあるが子育てするのには十分な上水道が来ていない、山里なので大型の車両にしたところ脱輪してしまうなど、生活のためのインフラとライフラインすら整っていない状況が散見されます。 特に、ご質問の町道塩田・続谷線につきましては、先輩の石川昭一議員、石川信市議員と地元選出の議員が20年間にわたり一般質問において改良を要望されてきた町道1号線であり、塩田、見上、竹内で構成するいわゆる第5区と呼ばれる地域と町中心部を結ぶ唯一の幹線道路であります。また、年間20万人でにぎわう芝ざくらまつりのときには主要地方道宇都宮・茂木線、現在のバイパスですが、との連絡道路となることから、大型観光バスが通れないという元郡市観光協会の会長より苦情が出ておりましたが、これを解消し、さらに交流人口を増加できる効果が期待できると考えています。このため、早期完成を目指し毎年1億5,000万円相当を上回る事業費を計上しながら、5年間での完了を計画しているところでございます。財源としては、辺地対策事業債を充てる予定です。 次に、2つ目の都会の生活者と取り組む谷津田再生と特産品の開発についてでございますが、10月に宮古島市で開催された第2回国際サシバサミットにおいて繁殖地の重要性が指摘され、当町でのサシバの餌場である谷津田の再生に期待が寄せられたところであります。サシバの里で地域ブランドを打ち出しているわけですから、今年の渡りが6,844羽になったことを踏まえ、少しでも以前のような渡りに回復させることが町がつくる成功物語に結びつくものと確信しているところです。 町内には耕作放棄地が約33.5ヘクタールあり、このようなところは谷津田などの耕作にとって条件が不利な地域が多くなっています。実際に町内の耕作が放棄された谷津田を歩いてみてまいりましたが、文谷、大谷津、続谷、刈生田などに見事な細長い谷がかった竜のような水田跡地を見つけることができました。このうち文谷地区などのように地主や農家などで協力者がいる集落にある谷津田を見いだし、モデル地区にしたいと考えております。 組織は、まずモデル地区で圃場整備のために立ち上げていただき、その後耕作の段階となりましたら都会の消費者などにもメンバーとして加わっていただき、拡大組織として拡充してまいりたいと考えています。谷津田再生事業には10アール当たり3万円が助成される県の遊休農地再生支援事業を活用したいと考えています。その他、農村活性化の交流事業等については農水省などで予算があるということを伺っておりますので、これらも活用して地元負担をできるだけ少なくしながら、収益でもって経済的な誘引をつけて取り組みやすいように図っていきたいと思います。 効果といたしましては、地球上から絶滅が危惧されている渡り鳥を保護することを通して、地球環境の大切さや、この活動を内外に発信することによって国際的な共感を呼び起こし、評価を受け、町をさらに魅力あるものにできるのではないかと思っています。 2つ目は、都会の消費者をこの谷津田再生に巻き込むことによりまして、先程お話があった農産物の価格が、特に米を中心にして下落しているということでございますので、本物の米、谷津田でできて、おだがけをして天日にさらした非常に糖度の高い、農薬や化学肥料を使わない安全でおいしい米を食していただき、消費者の需要を喚起してもらい、そして理解を深めて農村、農家のために高いお金をかけても支えていきたいというような、そういうような体制をつくっていきたいということ。 効果の3つ目といたしましては、サシバの渡りを観察することで、サシバが市貝町の谷津田に1,000年以上にわたって命をつないできているということを観察することによりまして、命の大切さを子供たちが勉強するということで、環境教育にも非常に大きく貢献するのではないかと思っております。 続きまして、3つ目の町の第6次振興計画の地域版である地域別振興計画についてでございますが、策定の目的は小沢議員の質問に対する回答で述べたところでありますが、まず地区計画の策定では、学識者をリーダーにしてワークショップなどを取り入れてもらいながら地域の住民たちでつくり上げていただき、策定後は町と協議しながら地域振興にとって効果が期待できる施策・事業を選定させていただきまして、その実現のための予算をつけさせていただきたいと考えております。一例といたしまして、芳那の水晶湖ふれあいの郷協議会の芝ざくら公園の整備計画などが既にできているところです。このほか多田羅を守る会とか観音山梅の里づくり協議会とか、市塙地区の市花輪城を守る会とかいろいろな会が町内に立ち上がってきておりますけれども、そういう自主性、主体性を尊重しながら、皆さんでただ夢を語るのではなくて、実現するためにはどうしたらいいのかとか知恵を絞っていただいて、その知恵でできたものを町が予算を交付させていただきまして、誇りと自信をつけられればなというふうに思っています。 最後に、4つ目のすぐやる課の新設についてのご提案をいただきましたが、現行の役場組織では福祉の分野で総合窓口が設置されており、イメージ的にはこれに近いものかと思っています。限られた役場職員の下で農林、建設などのような事業系のニーズや要望についてはすぐやると申しましても設計、施工の段取りが必要となり、なかなか進まないのが現状です。今後役場業務の中で改善が考えられるのは、健康福祉センターにおいて福祉と介護並びに子育ての分野で各課をまたいで横断的に対応している現行の体制を本庁舎においてもできないかという点であります。いわゆる他市町において見られるような一つの窓口で次々に他の課の職員がそこに参りまして仕事を片づけていくというような畳みかけの方式による、そういう窓口ができないかどうか検討しているところでございます。機構改革及び定員管理の枠の中での検討ということでございまして、時間をいただきたいと思います。 なお、一般質問で公約の実現という大きなテーマをいただきましたが、石井議員や小沢議員からもございましたけれども、従来、企画振興課企画係で公約の進行管理を行っていた経緯があります。PDCAサイクルに則って進行管理をし、定期的に広報等において現状を公表してまいりたいと考えています。 第2点目の農業振興策についてご説明申し上げます。 米価下落に伴う町独自の農家救済策について、まず現状からご説明いたします。 ご承知のとおり、栃木県においては農業協同組合が前払いする令和3年産コシヒカリの概算金を60キロ当たり9,000円とする発表がございました。これは前年産に比べ27%の下落になり、農家の所得の減少、特に稲作主体の大規模経営に対する影響が懸念されているところでございます。一方、米の消費量の減少、コロナ禍における外食の機会の減少により、主食用米の在庫量が増加していることから、米価の下落につきましては、かねがね懸念されていたところでございます。そこで、当町といたしましては、従来より農家の経営所得安定対策として産地交付金、作付転換拡大緊急対策支援事業費補助金を活用し、これは国の補助金です、を活用し、主食用米から飼料用米や高収益作物への経営転換を推進してきたところでございます。令和3年度の大幅な米価の下落を受け、当町といたしましては他市町の動向を注視し、調査研究して対応策を検討してまいりたいと考えます。あわせて、主食用米からのさらなる経営転換誘導、収入保険への加入、米の消費拡大などを並行して推進し、懸念される農家の所得減少を避けるべく国の補助制度を有効に活用した取組を進めてまいりたいと思います。 そこでご質問の当町での、長々と国の政策を読んでしまいましたが、そこで当町ではどのように独自の補助を行っているかについてでございますが、サシバの住む環境に配慮した農業を推進するため、農薬や化学肥料の使用を2分の1以下に抑えた特別栽培米「サシバのふるさと」をブランド化し、これまでも町単独事業サシバの里生態系保全型農業経営支援交付金をもって農家を支援してきたところでございます。今後もこのような取組を継続することで環境に配慮した農業の推進、ひいては農家の所得減少対策に取り組んでまいりたいと考えています。 この件に関しましては、昨日小沢議員からも有機農業の推進についてご質問がございましたが、当町は来年度から国のみどりの食料システム戦略に沿って有機農業の推進を図ってまいりたいと考えています。同戦略は、日本が輸出しようとしている国際社会はSDGsを推進しており、地球温暖化を防止するために二酸化炭素排出量をゼロに抑える政策に転換しております。これを守れない国、輸出をしようとしている日本は、炭素税を課すとの情報が入ってきていることなどから、農水省が輸出を振興しようとしてもEUはそれらのものを受け付けない、化学肥料やCO2を排出してつくったような農産物は受け付けないというようなことで、環境負荷の低いもの、そしてAIの利活用などを達成しようとする、そういう計画です。その重要業績評価指標を見ると、2050年までに化学農薬の半減、化学肥料の使用量を30%低減などが並んでいますが、先程申し上げましたとおり、当町は絶滅危惧種2類のサシバの里づくりを推進してきたことから、より厳しい有機農業の拡大を図っていきたいと考えています。 有機農業の難しい点は、栽培技術のみならず販路の開拓です。まずは学校給食に供給先を定め、道の駅を通した産地づくりをしてまいりたいと考えています。千葉県いすみ市のように、学校給食を糸口とすれば社会評価が高まり、消費拡大につながるものと期待することができます。さらに子供たちに安全でおいしいものを食べさせることができるようにもなり、出荷農家に行き生育観察や生き物調査、サシバの観察まで発展して、命の教育につながるものと確信しています。これが農家の自信にもつながると考えています。ちなみに、有機JAS米のJAいすみの買取価格は60キロ当たり2万3,000円だということです。町が差額を助成してもよいと考えております。みどりの食料システム戦略の助成制度を利活用するためには、町とJAと生産者が協議会を立ち上げることが必要です。できるだけ速やかにこれを立ち上げて、学校給食にまずは販路の糸口として有機農業の推進を図っていきたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  ただいま町長より各項目にわたっての答弁をいただきました。 まず、時間の関係もございます、質問の中でもそういうことで要所要所の質問みたいになりましたが、今回改めて入野町長の4期目の町政がスタートしたわけでございます。冒頭よりのいろいろな同僚議員からも議長なんかでも真価の問われるこの入野町政の4年間だ、こんなふうな激励やそういった指摘の言葉がありますが、まず町政運営に対する考え方、一つずつちょっとお尋ねしたいんですが、言ったように4年で全てをかけると。私も総括の中でここ10年の間にいろいろな実績を残しているわけなんです。平成22年からのことで、数限りない実績が記載されているんですが、その中でも町長がこの4年に全てをかける、この思い、これをまず冒頭に再質問をしたいと思います。どういうふうな考え方でこの4年を公約の実現のために乗り切るのか、そういうものを先にお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  大変難しい質問ですけれども、私たちは1期4年間に全てをかけて就任しているわけですので、私は3期やってしまいましたが、1期ごとにいつ終わるか分からないという、そういう綱渡りの中、とにかく自分の思いを実現して町民を幸せにしたい、1期で終わっても後悔しないように、3期もやってしまったので後悔するのは3期もやったのに実現しないで終わりなのかいと、そんなような厳しい評価を得ないように、やり残しをしないように、とにかく今日も朝3時から起きて、どうやって町民を幸せにしたらいいだろうという、本当に毎日のようにみんな寝ているときに、寒い中ストーブもつけないでずっと毛布を足に巻いて考えています。ですから、もうこれで自分で仕上げないと、私の力は無力だったというふうに自分自身が情けなく思うので、この4年間でサシバの里は終わらせていただきまして、あとは豊田議員がご質問していただきましたが、箱物とかハードの面は後継者の方が思いっ切りお金を使ってばんばん建て替えていただくと。私ができるのはロウソクの火をともしながら町民に行く先を照らしながら幸せにしていくことだけかなというふうに思っていますので、全力を尽くして4年間やらさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  新たに決意を説明をいただきました。この4年間、本当に私どももしっかり支えてこの公約実現に協力したい、支援していきたい、こんなふうに思っております。また、この公約実現、実行するに対して各事業での予算の組み方、編成があります。いろいろこれ実際にない袖は振れません、誰も。ただ、いかにこの限りある財源の中での予算をまずどんなふうにして実現していくのか。ましてやこの2年間、コロナ禍で中止あるいは延期しておるいろいろな事業、そういったものも非常に難しいこともあると思うんですが、優先順位をつけながらでいかないと駄目かなと私もそう思うんですが、改めてこの予算の組み方、編成についてどういうふうに町長考えているんだか、お尋ねをいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  市貝町は栃木県で一番小さい町、人口減少が減り方が少なくなってまいりまして評価をいただいているところもありますけれども、標準財政規模35億前後、お隣の町は辺地債や過疎債が使えまして思い切った仕事ができる、お隣は人口が2万人もいると。お隣はうちのじいさまが工業団地を造りましたけれども、財政規模がすごく豊かで、心配しなくお金が使える。うちの町は人口も少ないし財政もないということで、私が12年間も仕事をさせていただきましたが、あれをやりたいと思うんですが緊急の東日本大震災とか台風が来たり、コロナが来ると、あっという間にロウソクの火が消えてしまうんです。そうするとまたやれない、あれもまたやれない、でも先程も豊田議員からご指摘があったとおり、町民の方々が避難のときに空調もなくてコロナ禍の中で、また照明もないということになってきますと、これはやはり町民の命と健康に関わりますので、極寒の中、東日本大震災のときに水がなくて水洗トイレを大貫教育長と一緒に水を、たまっている水を割りながら使ったり流したりしていましたけれども、そういうことがないように電源を確保するということで来年度は莫大な予算を投じて空調と電源とウイルス対策をしていきたいというふうに思っています。そんな中で、後にはどんどん伸ばしていくことになりますけれども、ここは議員の先生方から激励を受けていますとおり、ここはもう少しちょっと地方債を活用していいのかなという緩みが、ちょっと私の中でもう少し力を抜いて、もう少し金を使ってみようじゃないかというそういうような後押し的な感じを受けたところで、辺地債を思いっ切り、思いっ切りといいますか、後は臨時財政対策債とか辺地債とかを使いながら道路、北部は入っていきますし、また補助金があったら、もう逃さないで、先程のやつも6億に対して4分の1しか自己負担ありませんから、そういうものをやりながら、4年しかないので、その4年間で全てをやり尽くすということですので、優先順位は町民の命です。命、サシバの地球環境もありますが、あと10年、20年でしょうけれども、地球環境についても。子供の世代のこともありますけれども、まとめますと、少ない財源の中で与えられた地方債の枠組みを最大限に使いながら、町民の命を守ることを第一にして、サシバの里づくりを手堅くやっていきたいというふうに思っています。そんなふうな考え方で4年間やらせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  次に、この公約を実現するためにも、町の職員、ましてやその担当職員と計画立案、いろいろなそして見通しです、このようなことをやりながら、やはり公約を一歩でも実現するためにも、近づけるためにも、この職員との細かなミーテイングや話合い、いろいろな場合、極端にいうならば報、連、相です、これの徹底。これをある程度しながら、この公約実現に向けて私はするべきかなと、こんなふうに思っておりますが、この担当職員との話合い、これ町長どんなふうにこの4年間の中で進めていくのかお尋ねします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  役場内の、町民を顧客とみなして役場が本当に役に立つところということで、元々は市民と王様を除いたそういう人の間で政府ができているんですけれども、民主主義の中で今度はそれが逆立ちになりまして、国民が主権者になりましたから主権者が第一です。町民の方を顧客とみなして、私たち岩手県の滝沢村5万人の村、視察に福山議員とか高木議員とかでみんなで行きましたけれども、顧客とみなしているんです。村長が社長なんです。そういう町でしたけれども、やはり町民が主役だというふうに思っています。昨日石井議員がイギリスでアメリカまで行ったニューパブリックマネジメント、NPMということで大変高度な質問をされましたが、当町ではそのようなことを実行するような体制はできておりませんけれども、そのような中で私たちは限られた人材と限られた財政の中で町民にとって一番いい仕事をしていくためには意思疎通をしなければならない。そして今町にとって一番緊急性が出てきたのは、サシバの里創造保全条例、利潤を追求するソーラーパネルの事業者にとっては、これは最大の足かせですので、町に対して訴訟化に発展すると思っていますので、報、連、相、各課で対応していると個人で訴訟されてしまいますので、町長に全部上げれば全部町長の責任になるからということで町民くらし課とか農林課に言っていますけれども、そういうことで報、連、相は地方公務員の命に関わってきますので、それこそ報、連、相をしっかりやらないとサシバのはぐれ鷹、中にいましたけれどもイモリ食ってるんですね。真っ黒のやつを食ってる。1人で今度また飛ぶのを待っていて、また上がってくるんですが、はぐれ鷹にならないようにするために、職員を守っていかなくてはならないので、私がそう思っていても中央公民館とか離れていますから、皆さんがとにかく入野にぶん投げてしまえ、全部報告書をぶん投げて入野の責任だと、印鑑押してあるからな町長と。職員から怒られるように、そんなような形にすることが大事ですので、副町長さんに職員管理をお願いしました。ところがなかなか実現しませんでしたので、もう一回私にお鉢が回ってきましたので、どうか私がちょっと庁舎内を回ってちゃんと意思疎通できているかどうか、ミーティングはやっているのかい、どんなことがあったんだい、誰々ちゃんが今日はリーダーで魚釣りの話をしましたと、ちゃんと魚釣りが終わった後、どんな仕事があるのかちゃんと話をしたかいとか、そんな話を含めて職員との意思疎通をしっかりしていくようにしていきたいと思います。一番いいのはお金があればISOですけれども、SDGsを進めるためにはISO2600があれなんですけれども、取りあえず私にお鉢が回ってきましたので、私一人でまたやらせていただきますので、初心に戻って、体制も初心に戻ってしまいましたので、頑張ってやっていきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  次に、これは議員を長年やってきて費用対効果、やはり私どもも予算委員会、決算委員会でいろいろ審議、精査をしているわけなんですが、この各事業に対して、見て、決算委員会でも非常に不用額が出ている事業が結構あります。そういう意味で、予算はこれだけつけましたよ、決算はこうでした、金額はこうでしたと、だけれども、やはり不用額を残しながらもこの事業に対しての効果を生み出さなくてはならないということなので、このよく費用対効果、ここら辺のところで町長の考えで精査しての考えがどのようなもの、今までやってきたものに対しての費用対効果を全体的に見たときにどういうふうに捉えているのか、ちょっと町長にお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  費用対効果につきましては、地方財政法で、より少ない費用で最大の効果を生むということで、これは私どもの忘れてはならない心に刻む発想の基軸になっていますが、今さすがに高徳議員は監査委員を経験されておりまして、代表監査委員からの講評の中に必ず出てまいります、不用額を残すとは見積りが甘かったんじゃないかと。議員の皆さんもここで決算審査をされたときに以前いた先輩が不用額ばっかりずっと2時間質問する、芳賀町の企画課長やった、2時間ばーっとやられ、不用額をするということはお金を大事に使っていないし、使わなくても済んだ話だと。それをどう考えるんだ、町長はとやられましたけれども、そういうことですので、この不用額の出る原因は未熟だということです。予測可能性、私たち学問をやっているときに理論をつくってそれから予測するんですが、未来社会とか今後の米中関係とかです。そのときに予測が外れたときには自分が収集する情報が甘かったということですので、やはり情報収集の甘さとかそこに使う方程式があれだったり、要素とかも掛け合わせがあれだったので、これは内容に知識とか経験を積めるように人事でそういう専門の人をしっかり育てていくということで、また一人で悩まないで先輩や他町に電話しても恥ずかしくない、隣町の同級生から市貝町の職員は驚いたよと、こんな初歩的な質問するんだぞ入野と言われて、そういうことがオオゼキからも言われましたけれども、それでもほかの町にも聞きながら、しっかりと自分の技能を磨いていくということが大事ですので、不用額がないように来年度こそはしっかり職員が肝に銘じて係るようにしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  町長の答弁ありがとうございました。 時間も迫っておりますので、各具体的な項目を質問いたしましたので、今度は担当課長にちょっと再質問いたします。 まず、塩田・続谷線の早期改良計画、これは総延長2.4キロ、そして今現にちょうど中間点辺りに山を崩して工事をして5年ぐらいこの塩田・続谷線は着工して経過しているんですが、続谷地内で大体400メートル、塩田地内でまだ整備されていない、ただの拡幅だけのやつで240-250メートルぐらい、そういった中でこの期間、やはり早期に改良すべき、こんなふうな地元の声が非常に多いです。そういう中でこの今後の見通し、用地取得の時期、そして私が思うには崩した土砂、これのやはり有効利用、非常にいろいろな土砂の条件もあると思うんですが、私は有効利用して近くにすぐに盛土ができるようなこういったものを考えるべきじゃないか、こんなふうに思っているんですが、担当課長どうですか、お尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  ただいまの質問に対してお答え申し上げます。 まず、塩田・続谷線の用地の取得についてでございますが、令和2年度の用地の測量のほうは全て終了しております。現在その用地交渉に当たっての準備を進めておりまして、用地だけ、土地だけを購入する予定の方については今年度中に交渉、契約までできればと考えております。また、補償では、建物など補償が土地と併せてある方については、令和4年以降交渉また契約のほう進められるように、工事に支障がないように用地の取得についても進めていく予定でございます。 次に、残土の有効利用についてでございますが、令和4年度につきましては用地のほうも取得しまして、まず現道よりも低い水田が多いものですから、そちらに残土のほうを、路体をつくるのに盛土が必要ですので、残土を利用して路体のほうをつくりたいと思っております。ですので、まず水田のほうの水路の取付け、こちらを先行しまして、残土のほうをそちらの路体盛土のほうに有効に利用していきたいと考えているところでございます。また、今後も残土等の発生についてはなるべく有効に利用できるように検討していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  ありがとうございました。 次に、谷津田再生のエリアとモデル地区の指定です。これは今年の3月定例会で同僚議員も質問をいたしております。その中で今、都会の生活者、田園回帰ということが今非常に叫ばれているんです。都会の人はやはり田舎の原風景を恋しくてそういったものの事業、こういったものが非常に多く取り入れられております。そういう意味でこれは町内の水田を的に絞るというような、これは先程町長の説明、答弁なんですが、そのときにオーナー制を取り入れながらやっていくんだという話なんですが、やはりその都市生活者とのグリーンツーリズムのPR、どういうふうな形に持っていくのか、農林課長にお伺いします。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  ただいまの高徳議員のご質問に対してお答え申し上げたいと思います。 町としましては谷津田再生事業ということで以前から谷津田の再生をということでうたってはいるわけなんですけれども、なかなかそこの部分が実行できずにおります。谷津田については条件不立地ということで狭隘な土地、あるいは水源が確保できないということで不耕作になっている土地が多いものですから、再生しても、そこが継続的に耕作できるか、そういったことも今後の条件になってくると思いますので、まずは再生しても継続的に利用、保全できるような谷津田を見つけまして、そこで先程議員さんがおっしゃいましたようにオーナー制や体験農園的なものをやれればなと思っております。それと併せて、その事業が展開していく中で、やはりおだがけとか場合によってはどんど焼きとか、昔ながらの伝統的なイベント等もできれば都市部との交流が進むのではないかと思っております。また、そういった事業をやるに当たって都市部への発信ですが、こちらについては町のホームページあるいは今若者等についてはSNS等を活用していることが多いものですから、そういったものも活用できれば、活用についても検討しながら多くの都市部の方へPRできればなと思っております。こちらについては今後研究しながらやっていきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  それに併せて、やはり3のブランドのやつです。それと併せてやはり付加価値のある特産物の育成、これはもうやはり市貝町の知名度するのにはまず必要な私は事業だと、計画だと思いますが、ここら辺のところの考え方、農林課長どんなふうに考えているかお尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまのご質問に申し上げたいと思います。 谷津田再生と併せて特産物の開発ということになってくるかと思いますが、町としましては先程町長の答弁にもありましたように、今、特別栽培米ということでサシバのふるさとという米を、今現在、今年は7名ぐらいだったと思うんですけれども、面積も順次拡大して作付をしていただいております。そちらについては道の駅を中心に販売をしているわけなんですけれども、今年コシヒカリをはじめ各米が下がったわけなんですけれども、その特別栽培米については1キロ当たり昨年と同様の価格での販売となっておりますので、農業者の収入の安定の部分ではそういった町独自のブランド米あるいは農作物の開発が必要だと思っております。町としましては今のところ、昔ですと市貝町というとトマトということで人気はあったわけなんですけれども、今現在でも道の駅でトマトはかなり人気のあるところですが、そのほか町としまして何らか特産物になるようなものを、今後順次検討していければなと思っております。 すみません、以上となります。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  時間の関係で、まず最後に町長にお願いしたいんですが、やはり「誰一人残さない」をモットーに、町民に存在感のある役場に格上げするんだと、こういうようなことと、士気を上げて幸福度を向上する役場を目指す、それから町長はサシバの里推進室という設置をしたいというようなことで公表しているわけなんですが、最後に、ここら辺のところで町長の公約の実現に向けての取組、こういったもの、そして役場の職員にももっと真剣に取り組んでもらうようなそういうことでどんなふうに考えているのか、最後に町長にお伺いして質問を終わりたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  一人も取り残さないということでありますので、健康福祉課長も先程アウトリーチという言葉、私は片仮名はよく分からないですけれども、とにかく待っていないで相手のところ、分からないように全部歩くんじゃなくて、大体情報が入ったり前を通ってみるとちょっとという場合には、自分からしらばっくれてその前を通ってちょっと開けてみる、そしてこれがアウトリーチですけれども、そしてそれをどんどんつなげていってしまう、見立てをしてそして寄ってたかって支えてしまう、俺なんか別にどこも悪くねえよ、ちゃんと生活してっぺな、ちゃんと見立てをして寄ってたかって専門家でみんなで母ちゃんのこと世話してんだっぺ、精神障害者の、寄ってたかって支えてしまうとそういうことで、一人も取り残さないということで。 2つ目は特産品ですか、先ほど農林課長からも出ていましたけれども、谷津田の恵みですから米ですよね、米。特産品とブランド品がちょっと違っていまして、ブランド品は町でこれを押し出してそれを売上げをどんどん伸ばしていくと、馬路村でユズなんか誰も作っていない、初め。作っていたってそんなストーリーが出ていますけれども、あんなの後付けだと組合長が言っていました。作った人が。そうじゃなくてブランド品にするんだったら町が全面的に支援して米と、そしてそれから日本酒、市貝町には立派な日本酒大吟醸を造ってかすは甘酒にして、これがうちの恵みだということで、これをしっかり売り出していくということで、サシバの里のブランド品ということでこれを内外に売り出す。社長もそういう覚悟ですから。社長も。 そして町を扶養するのは、先程もありましたように兵庫県豊岡市の特命課長が佐竹さんがわざわざ市貝町まで来て中全部見ていってくれたんですが、最後は国際会議だよと。いくら市貝町で騒いだって、町の中で説明会とか来ないべな人なんて。県でやっても市貝町なんてどこにあるのと。鬼怒川のどこにあるのと言われてしまうんです、高校生に。市貝町は鬼怒川のどこだっけと。そうなってしまうので、やはりそういうところで国際会議とかそういうのに乗っかってしまうということで、SATOYAMAイニシアティブネットワーク協議会、あんな小さい町で2050二酸化炭素排出ゼロ宣言をやっていると何だかいろいろなことで宣言していると。そういう目立つ町を、どんどんアドバルーンを上げて町が目立ってくると、子供たちも自信と誇りを持って、集団見合いで出身地どこですかというと市貝町と言えなくて、いちけえまち、自分の町を誇りを持って人の前で言えるようにそういう町にしていきたいと思います。 職員はやはり自分の仕事がよく分かっていないのかもしれないですね。若い人と会うと。「どうだい」と言ったら、「何だかこれ難しくて分からないし、上司も教えてくれないんだ」と。やはり自分の仕事がこれが町民の幸せに役立っているということで面白味がないとできないですね。私らは東京にいたときに寝ないで仕事をやっていました。面白くて。アメリカは米価を自由化する、日本の農村は駄目になってしまう、それで面白く職員たちが仕事を取り組めるように上司とか私とかがちゃんとあなたの仕事はこういうことで将来ためになりますよと、生涯学習課長になったときも、こんなに面白い仕事、みんな楽しいよと職員に言えるように、そんなふうにしていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  農家支援と今考えている町長の公約、実行、実現に向けて、また町民福祉向上に最大なるご努力をお願いいたしまして、私の質問を終わります。 大変ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時とします。                          (午後零時08分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  全員おそろいでございますので、再開いたします。                          (午後1時00分)----------------------------------- △小塙斉 ○議長(山川英男)  高徳義男議員の質問が終わりましたので、次に8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  本日は、傍聴に来ていただきました皆様に感謝を申し上げます。 議員番号8番、小塙斉でございます。 12月定例議会最後の一般質問者となります。よろしくお願いします。 先頃の市貝町町長選挙では、ほかの立候補者がなく、無投票で入野町長が4選を決めました。就任おめでとうございます。 今後の町民に対する町政全般にわたる執行権者としての責任を果たすため、どうか全力を挙げて努力していただきたいと思います。 私は、町民の生命、町の経済のため、未来を担う子供たちのため、是々非々の立場で入野町政に叱咤激励をして、残りの議員の任期1年半となりましたが、数々の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして、3件の事項について順次質問してまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 一般質問の1件目は、町道赤羽・小山線についてです。 赤羽地域の住民や、赤羽地区の市貝中学校に自転車通学する生徒の保護者、赤羽小学校に徒歩通学する児童の保護者の多くから強く要望があります町道赤羽・小山線の早期の道路改修整備を望んでおります。町道赤羽・小山線は、5-6年前に、JAはが野市貝ライスセンターの北側から東に100メートル区間、道路改良工事に伴い、歩道設置工事をして以来、道路整備がストップしております。ライスセンター周辺の太陽光発電所の工事も終了し、道路整備に取りかかれるはずとなっております。市の堀用水路をまたぐ、視野の利かない危険な坂道のあるS字カーブもあります。自転車と自動車の事故が起きかねない状況の箇所であります。 また、国道123号線からライスセンター東側まで、児童も危険な状態にあります。赤羽小学校に徒歩通学する児童は、町道天神林線T字路から、赤羽小学校東側までの約400メートル区間は、徒歩通学の児童は、その町道小山線の西側の一段低くなった農道を歩いて学校に向かいます。雨天時、子供たちの足はぬかるみを歩いて学校に向かいます。車が脇を通れば、町道の水たまりを子供たちが浴び、降りかかる状況になっています。 町民、また子供たちの安全のために早急な道路の改修を望みますが、町の見解を伺います。 一般質問の2件目は、ヤングケアラーについて伺います。 ヤングケアラーとは、家族にケアを必要とする人がいるために家事や家族の世話を行っており、時にはその成長の度合いに見合わない重い責任を負って家族のケアを行っている18歳未満のことであります。 ヤングケアラーは多く存在し、家族のケアを担うケースの認識自体、十分に広まったとは言い難く、問題は見えないケアラーと言われていることから、まずはそれをどのように発見するかが支援の始まりと考えています。行政が支援体制を確立していくには、まず、ヤングケアラーがどのくらいの数、存在しているのか把握する必要があると思います。国も自治体による地方の実態調査を推進しています。子供たち、周りの人たちがヤングケアラーに気づく手段として、実態の調査は必要であると考えています。本町においても早期に独自の実態調査を行っていただきたい、そう考えています。 その件について町の見解を伺います。 一般質問の3件目です。 赤羽小学校の通学バス乗り降り場の整備について伺います。 赤羽小学校の児童は、自宅から小学校まで3キロ以上ある児童が現在15名いるため、その児童は通学バスを利用しています。バスは小学校体育館の北側で乗り降りしますが、北側駐車場は教職員の駐車場となっており、通学バスを乗り入れするには狭く、危険な場所であると思います。子供たちの安全、車との事故も考えられます。 現在、小学校の校庭の南西の場所、国道123号線と町道赤羽工業団地線、T字路交差点のところにちょうど空き地があります。広さは204坪ですが、現在、売り地の看板を立ててあります。 そこで、その土地を購入し、通学バスの乗り降り場にしてはどうでしょうか。町道赤羽工業団地線の交差点付近は、道幅も狭くなっておりますので、道路を拡幅し、歩道の整備も必要と思われます。通学児童の安全と町民の交通の利便性のため、通学バス乗り降り場の設置と赤羽工業団地線の整備を望みますが、町の見解を伺います。 以上でこの場での質問を終わります。町長、教育長はじめ所管課長の皆様には、簡潔明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙斉議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の町道赤羽・小山線についてご説明申し上げます。 町道赤羽・小山線につきましては、JAはが野市貝ライスセンターから、町道天神林線までの約500メートルの道路改良計画を進めておりますが、平成30年度に詳細設計の一部を行った後、厳しい財政事情もございまして、事業が休止状態になってございます。こちらについては、交付金等の財源確保に努め、早期事業再開を目指していきたいと考えております。 また、町道天神林線から赤羽小学校東側、町道小山線との交差点までの約400メートルの区間については、現在、道路改良計画はございませんが、さきに説明させていただいた道路改良計画が完了後、事業化を検討していきたいと考えております。 しかし、雨天時に通学する児童に対して、通行車両による水しぶきがかかってしまう状況は早期に改善が必要なことから、暫定的ですが、舗装面の修繕や注意喚起の看板等の設置で、部分的に対処してまいりたいと考えています。 続きまして、2点目のヤングケアラーについてご説明申し上げます。 ヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、子供本人の育ちや教育に影響があるといった課題があり、支援が必要なヤングケアラーに対しては、関係機関・団体等が緊密に連携して早期に発見し、適切な支援につなげる取組が求められています。 国では、ヤングケアラーの支援につなげるための方策について、厚生労働省及び文部科学省が連携して検討を進めておりますが、家庭内のデリケートな問題であることなどから、表面化しにくい構造であることや、福祉・介護・医療・学校等、関係機関におけるヤングケアラーに関する研修等は、まだまだ十分ではない現状であることから、地方公共団体での現状把握も困難な状況にあります。 また、ヤングケアラーの社会的認知度が低く、支援が必要な子供がいても、子供自身や周囲の大人が気づくことができないこと、さらに、保護者の協力が得られず、家庭内のことに踏み込みにくいことが実態にあり、把握したくても、子供自身からの相談等がなければ具体的な対応ができないのが現状でございます。 国のヤングケアラーの支援に向けた令和4年度予算概算要求の項目には、ヤングケアラーの支援体制の強化を図るため、地方自治体の実態調査費用や福祉・介護・医療・教育等の関係機関職員の研修費用などが盛り込まれております。本町におきましても、この補助事業を有効に活用し、実態調査を行えるよう調整を進めるとともに、ヤングケアラーの社会的認知度の向上を図るために、広報啓発等を検討してまいります。 また、引き続きヤングケアラーの早期発見につなげられるよう、学校の先生やスクールソーシャルワーカーからの情報を基に、子供の貧困問題や虐待の発生予防、早期発見・対策を含めて、子供たちが、経済的な理由や家庭環境により、本人の育ちや教育の機会が損なわれることのない環境づくりを目指してまいります。 これからも全ての子供たちが夢や希望を持てる社会を目指すとともに、子供を第一に考えた支援を包括的に行い、切れ目のない体制づくりを、教育や福祉医療分野など各関係機関との連携を図り、子育て支援の充実につなげられるよう努めてまいりたいと思います。 続きまして、第3点目の赤羽小学校の通学バス乗り降り場整備につきましては、教育委員会所管ですので教育長が答弁いたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  小森教育長。登壇。          (教育長 小森祥一 登壇) ◎教育長(小森祥一)  私からは、赤羽小学校の通学バス乗り降り場整備についてご回答を申し上げます。 この赤羽小学校の通学バス乗り場整備についてでございますが、赤羽小学校では、現在、遠距離通学の児童を対象にスクールバス1台を運行しており、15名ほどの児童が利用しております。 スクールバスの学校への乗り入れに当たりましては、校舎北側駐車場で行っており、スクールバス利用児童と来校する車両とが交錯するため、教職員による立哨や送迎のため来校する保護者に対しまして注意喚起等を行うことなど、児童の安全確保に努めているところでございます。 国道123号線の間にある空き地を購入して、通学バスの乗り降り場にしてはどうかとのご提案でございますが、現在のところ、町としては具体的な計画は持っておりません。 スクールバスの運行に当たりましては、運行ルート上での安全対策はもとより、学校敷地内でのスクールバスへの乗り降りにつきましても、スクールバス利用児童への安全教育を十分に行うとともに、学校や保護者、そして運行委託会社との連携しながら、児童の安全確保を引き続き図ってまいりたいと考えております。 また、町道赤羽工業団地線の整備についてでございますが、当該路線は、国道123号との交差点付近から、今年度から工事に着手しております拡幅予定地まで約650メートルが狭小な区間となっております。しかし、道路東側には歩道が整備されておりますので、歩行者の安全確保がなされている状況と考えております。 交差点部のみの拡幅や歩道設置だけでは、効果発現が極めて小さくなるため、狭小区間全体での改良計画を今後検討していかなければなりませんが、この区間は赤羽小学校や宅地が沿線に続いていることから、拡幅を行うためには多くの物件補償等が必要となりまして、地元住民の多大なご理解やご協力をいただかなければ、実現は大変困難であると考えます。 道路の拡幅や歩道整備、登下校時間帯の車両通行禁止などのスクールゾーンの規制については、町民の利便性や通学児童の安全確保のために、地元の方々や学校関係者と調整をしながら慎重に検討を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  順次、再質問させていただきます。 質問1番目の町道赤羽・小山線についてからお聞きをいたします。 赤羽・小山線、5年前、6年前にライスセンターの北側のところを100メートル区間工事終わった後、全然、手をつけていなくて、たしか詳細設計でそのS字カーブの部分、ライスセンターから南西のほうに下ってくるS字カーブになるんですが、そのカーブのところには市の堀用水があって、そこの部分のボックスカルバートの設計まで終わっているというようなことだと思うんですけれども、現在、それから5年近くたって、遅れれば遅れるほど、工事金額も、石油の値上がりに伴いましてどんどん工事額が大きくなってくるものですから、その辺のところ、うまく計画立ててやっていただきたいと思っているんです。 今後のその整備の計画については、町としてどのようにお考えなのかお聞きをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  先程の質問に対しましてお答え申し上げます。 赤羽・小山線のライスセンター付近、また、そこから南側といいますか西側の道路整備につきましては、平成30年に路線の設計、それと市の堀の、あそこのカーブの解消のためにボックスを、入れ替えるようにしなければいけませんので、その詳細設計などをしたところでございます。 しかしながら、なかなか財政面の厳しいところもあります。また、赤羽地区で現在大きな道路工事のほうが、町道の整備、こちらが進んでおりまして、そういったものとの調整もありまして、現在、計画のほうがストップしているところでございます。 計画については、町道市之堀・東線、ライスセンターの東側から天神林線までの区間を予定しているわけでございますが、今後、そういったほかの道路工事の進捗状況や、そういった交付金等の補助等を見込みまして、計画のほうを進めて、ある段階で進められるようにしていければと考えております。ただ、いつからとかそういった予定については、現在のところはまだ決まっておりませんので、早急に早い時期に進められるようにということで考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  その赤羽・小山線の市の堀付近のそこは本当にS字カーブなんです。赤羽から上根に向かっていきますと、その市の堀用水を渡るのに右に曲がります。そうすると上のほうにはライスセンターが見えてくるんですが、そこで今度は左に曲がるというS字カーブで坂道なんです。そこを市貝中学に通う子供たちが自転車で毎朝通学して、夕方はそれを下って赤羽に帰って来る通りなんです。その時間帯は通勤の車両も多くて、非常に危ない状況にあるんです。 そういったところで、その危険度、それから通行量を考えると、私は町道の中で一番危ない町道が赤羽・小山線だと思っています。そういった一番危ない町道を、まず、町民の命を守ることが大事ですから、何を差し置いてもそこから手をつけていくのが、順序としては一番じゃないかなと思うんですが、町長はどうお考えなのかお聞きをいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  小塙議員のご指摘のとおりだというふうに思っています。県も同じですけれども、道路改良に当たりましては、最も重要視すべきは命であるということで、交通量や物流の円滑化とか、そういうものよりも第一に考えるべきだということで、県でも、学校の周辺1キロメートル以内は歩道をつけるということで、当町もそのとおり工事を実施していただいているところでございまして、私どもも小塙議員のご指摘のとおり、特にあそこは、今おっしゃいましたように坂道でS字カーブで、今、ちょうど冬場、凍結始まりまして、最も危険な箇所でございますので、財政需要はめじろ押しでございますが、できるだけ早く、財政状況を見ながら。 来年度は大変、これまでの一般質問でお答えしましたとおり、大型公共事業が入りましたので、来年度は難しいわけでございますが、再来年度、もしくは、余裕を見て補正なども考えられればと思いますが、何にせよ道路の場合は交付額が最高55%で、当町の場合、あらゆる箇所において着工、手をつけていますので、この周辺とか、みどりの森とか。そういう面で県のほうから、選択と集中だというふうにアドバイスをいただきますが、なかなか同時進行でやっていることもございますので、できるだけ早く財政と調整しながら、来年度は厳しいかも分かりませんが、再来年度は着実にできるように考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ライスセンター周辺のメガソーラー、太陽光発電所の工事も終わりまして、その工事をするに当たっては、町道の拡幅部分も考えて、ある程度、セットバックしている部分もありますので、早急に工事にかかれるようなことをしていただきたいと思っています。あと、早急に振興計画にのせていただいて対応してもらいたいと思います。 それと、赤羽小学校に通っている児童に、車が通った雨水のしぶきがかかるような状況にありますので、その農道の砂利敷きであるとか、町道の補修、水たまりができないような状況に早急にしていただきたいと思っています。それは要望ですが、早急にお願いしたいと思います。 2つ目の質問に移ります。 ヤングケアラーについてお聞きをいたします。 現在、町内においては、このヤングケアラーの対応としてはどういった状況で、児童・生徒の中には何名ぐらいいるんじゃないかとお考えなんでしょうか、お聞きをいたします。これは何課になるのかちょっと分かりませんが、よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの小塙議員からのご質問についてお答えをさせていただきます。 ご質問にありました市貝町町内にヤングケアラーが何人ぐらいいるのかということのご質問でございます。 こちらにつきましては、先程の答弁の中にありましたが、なかなか実態把握が難しい現状がありまして、町の教育委員会としては、実際、今、町でヤングケアラーとして何人いるという数字のカウントは持ってございません。 ヤングケアラーなどについては、いろいろ家庭の事情などによるものが多いのかと思うんですが、そちらについても、例えば親御さんあたりが病弱であったり、あるいはひとり親であったりというような家庭事情が大きく影響してくるものと考えております。 こちらにつきましては、引き続き、要保護児童対策地域協議会という組織などがありますので、そういったことの組織など、あとは学校などとの連携を中心に、お子さんの見守り、支援を行いまして、子供さんの状況の把握に努めて、行政としてできる対応、そちらのほうを模索している状況でございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  先月、総務民生常任委員会社会福祉協議会等に事務調査に伺った際には、総合相談センターのほうでは、どのぐらいヤングケアラーがいるのかという同僚議員の質問に対して、2人ぐらいはいるようですというような回答を伺ったようなんですが、福祉課のほうではどのようにお考えなのか、分かりましたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対してお答えを申し上げます。 総合相談支援センターでは、福祉分野で、例えば介護を行う高齢者のところに若いひきこもりの方がいらっしゃるとか、そういった状況を把握してのことで、ヤングケアラーに当たるかどうかということも含めて支援を考えているところでございますが、総合相談支援センターにおいては、18歳未満のお子様が家族のお手伝いをする分野で手伝っているのかとか、兄弟の世話をしているのかというような状況の把握が難しいということで聞いております。 具体的なヤングケアラーということでの人数は、把握は難しいんですけれども、どうも家族の世話をしているようだということでは、7人いらっしゃるのではないかということで報告を受けております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  最初の答弁にありましたが、ヤングケアラーに対する広報、周知、啓発をすることが必要だと思います。自覚できる仕組み、自分がヤングケアラーだと思ってもいいようなことをつくることが大切かなと思っています。学校において、ヤングケアラーのお話を聞くとか、啓発用のチラシを配付するであるとか、あらゆる機会を使って、当事者が、ああ、自分はヤングケアラーなんだと自覚できるように周知をできるように、町としてもそういったことでやっていただければと思っています。 そういうことに対して教育委員会としては、今後どういった形でやっていただけるようになるのか、考えがありましたらお願いしたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまのご質問についてお答えをいたします。 教育委員会、あるいは学校現場において、そういうヤングケアラーの周知、啓蒙、あるいはそういったことに携わるお子様の自覚を促すというところのご質問でございます。 こちらにつきましては、本当に一番そういった現場、あるいはお子さんに近い環境というのが学校現場でございます。そのため、そういった家庭の事情とか、あるいはお子様の態度、状況など、学校での様子なども、学校の先生方が一番近く見て見守っている状況でございます。お子さんの変化、その辺を十分察知しまして、家庭事情などを見て相談、あるいはスクールソーシャルワーカーさんなどの訪問などを使って、家庭の事情とかお子さんの事情、あるいはその中の環境が、今言うヤングケアラーに該当するものかということも含めて、学校の教育現場での研修と、あとはそういったチラシ、啓蒙関係の資料の配付、広くは町のホームページなど、ヤングケアラーの認知など高めていくことが、今後、もっと必要になってくるのかなと思っているところで、今後、そういったところに力を入れながら、学校現場、あるいは教育委員会だけではなかなか十分でないところもありますので、今、お話がありました町の福祉分野ですとか社会福祉協議会、あるいは県の関係部署などとも連携した対応を取ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  やはりヤングケアラーである子供たちから相談できる環境の整備をしてほしいと思っています。子供にとって役場とか役所などについては、公的機関への相談というのは、心理的に、相談するにはハードルが高いと思うんです。そういった観点から、子ども食堂とか、同じ問題を抱える人たちで支え合うような、そういったサポートができるような、また、相談できるような環境を整備していけることが一番いいんではないかなと思います。また、学校の教職員さんに対してもヤングケアラーの理解と促進を図っていただきたい、そう思っています。 そういったことで、来年度以降、そういう実態調査に国の補助が入るということであります。答弁でお聞きしましたので、町の子供たちのヤングケアラーの当事者、早急に発見できるような形で取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。 それでは、3つ目の質問に移りますが、赤羽小学校の通学バスの乗り降り場の整備についてお聞きをいたします。 どうしても通学バスを乗り入れれば、そこにバスが死角となって事故が起きたりというようなことも心配がありますので、そういったところ、観点からも、私は今の空き地を整備して、そこを交差点の改良も伴ってやっていくのが一石二鳥で一番いいんじゃないかなと思っておるんですが、その点について、教育委員会さんと町の建設課さんからも意見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいまの小塙議員からのご質問について、教育委員会のほうからのお答えをさせていただきます。 今回ご指摘をいただきました123号と町道赤羽工業団地線のT字交差のところの空き地をうまく利用して、バスの展開所などでうまく使ったら、子供たちの安全が図れるんではないかというご指摘でございます。 答弁にもありましたが、赤羽小学校につきましては、スクールバスは、校舎北側、体育館のところ入りまして、そこでバスが一部転回しながらお子さんの乗り降りをしているような状況でございます。そこは、教職員の駐車場、あるいは生徒の送迎などで保護者が来る場所ということで、そういった部分で時間帯に混雑などの場合がございます。その際につきましても、今は学校の先生方、あるいは保護者さんあたりが、そういった誘導ですとか安全確認などの対応をしている現状でございます。 南側の土地をバスの乗り降り場にしてはということのご指摘でございます。学校敷地についても限りがありますので、そういった土地を広く使わせていただくことで、生徒たち、子供たちの安全が図れればということで、大変ありがたいご提案、ご指摘だというところなんですが、場所柄、やはり国道、交通の多いところ、あるいは町道も幹線道路の付近ということで、確かに立地はよろしいんですが、やはりそこをバスの乗り降り場にする場合、どうしてもあの交差点付近とか、よく言われるバス停などを設置する場合、あまり交通の便がよ過ぎる場所に設置しても、いろいろメリット・デメリットがございます。また、敷地の面積も、バスの転回を考えますと、かなり広い用地を必要とするところもありますので、今回の答弁の中では、ご提案いただいたような計画はないということのお答えをさせていただいたところでございます。 今後につきましても、バスもいろいろ要望などが出ているところもあります。今後、そういったバスの需要なども含めた上で、そういった部分が必要だということであれば、なるたけ早めに検討を進めていければと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  それでは、先程の質問について建設課のほうから、町道の整備、交差点の整備についてお答え申し上げます。 先程町長の答弁からもありましたように、赤羽工業団地線については、赤羽小学校の周辺、家が連担してなかなか拡幅することは難しい、大変補償費等かかる路線でございます。交差点部分のみを拡張するということはなかなか難しいところでございまして、路線全体を設計、どういうような路線にするかということを検討していかなければならないと考えております。 赤羽小学校の脇については、非常に狭い状況になっておりますので、道路整備に頼らず、何か安全確保ができるような、運転者に注意喚起ができるような手法がないかを、教育委員会や警察などととも協議しながら、何か対策を検討できればと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  ぜひ、前向きに検討していただいて、バスの乗り降り場とその交差点改良について検討していただけるようお願いいたします。 今回、入野町長4期目というようなことで、その公約の一番最後に、何でも相談でき、解決してくれる心強く頼れる役場にしますというようなことでうたってありますが、先日の職場の不祥事に関しましては、随分、私のところにも町民からの、またかというようなことが、意見が多く寄せられました。自分としても大変ショックであります。 話は変わりますが、私は草野球の監督をもう22年やっているんですが、大のヤクルトファンでありまして、ヤクルトファン歴45年であります。先日、11月27日に日本シリーズにおきまして、ヤクルトスワローズの高津臣吾監督が、2年連続最下位のチームを日本一のチームにつくり上げました。 それはなぜかといいますと、新人の育成です。奥川と高橋の二枚の投手を育て上げた。それから選手への信頼です。それは、抑えのマクガフを信頼して最後の最後まで使った。そして、日本一のチャンピオンに仕立て上げたというようなことがあります。 町長も4期目であります。4年務め上げれば合計16年ということでありますので、16年やっても何にも変わっていなかった、そんなことを言われないように、役場の職員の新人を育成して、また、職員を信頼して町政運営に命がけで取り組んでいただけるようお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  小塙議員の質問をもって、通告者全員の一般質問が終了いたしました。 ここで、入替えもございますので暫時休憩といたします。 再開は2時5分とします。                          (午後1時50分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  全員そろいましたので、再開いたします。                          (午後2時04分)----------------------------------- △議案第43号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(山川英男)  日程第2、議案第43号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第43号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」を上程するに当たり趣旨説明を行います。 本件につきましては、識見を有する者から選任されている監査委員である水沼誠氏の任期が本年12月20日に満了となるため、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、水沼誠氏を同監査委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。 水沼誠氏は、昭和48年に早稲田大学第1商学部を卒業後、税理士事務所勤務を経て、昭和63年12月に水沼誠税理士事務所を開設し、所長として現在まで精力的に業務運営に当たられております。 氏は、人格が高潔で、地域住民の信望も厚く、平成23年からは町教育委員会委員を経験されており、町政に対する理解も深い上に、平成29年12月に選任されて以降、税理士という優れた識見を有し、その専門知識を遺憾なく発揮され、高い評価を得ているところであります。 以上のことから、監査委員として最適任者であると確信し、その選任について議会の同意をお願いするものであります。 なお、水沼氏の経歴につきましては、添付いたしました経歴書のとおりでございますので、よろしくご審議の上、原案のとおり同意を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 これから議案第43号を採決いたします。 本案は原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立全員) ○議長(山川英男)  起立全員であります。 したがって、議案第43号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」は原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- △議案第44号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第3、議案第44号「市貝町ふるさと応援基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正ついて」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第44号「市貝町ふるさと応援基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正ついて」ご説明申し上げます。 本案は、企業版ふるさと納税を当該基金をもって運用するために、所要の改正を行うものであります。 まず、企業版ふるさと納税制度につきましては、自治体が地方創生に資する事業を企画立案し、これに賛同する企業から寄附をいただく制度であり、平成28年度に創設されました。 しかしながら、これまで寄附する企業の税の軽減効果が薄かったことに加え、自治体が寄附を受け入れるための策定しなければならない地域再生計画の認定手続が煩雑であったことから、全国的に本制度の活用が進まない状況にありました。 これらの状況を改善するため、令和2年度税制改正において、税の軽減効果が最大9割に引き上げられるとともに、計画の認定手続が大幅に簡素化されたところです。 これらの改正を受け、当町においても本年1月に内閣府に対し、地域再生計画の認定申請を行い、3月31日に認定を受けたところであります。 なお、今後、企業版ふるさと納税により受け入れる寄附金は既存のふるさと応援基金により運用することを想定しております。 また、企業版ふるさと納税を財源とする事業は、地域再生計画に位置づけた事業に限られますが、当町が認定を受けた地域再生計画の内容は地方版総合戦略であります「市貝町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に定める事業を包括的に記載しているため、幅広い事業への活用が可能となっております。 それに伴い、内閣府からは、基金で企業版ふるさと納税を運用しようとする場合には、これを明文化するよう助言を受けておりましたので、今回、当該基金条例において、財源を充当する事業を定めている第3条に、「地域再生計画に定める事業」を追加するものです。 よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  それでは、質問させてもらいます。 今回、市貝町の企業版のふるさと納税の設置ということで提出してあります。この企業版のふるさと納税は、ちょっと私関心があって、何年か前に一般質問もさせていただきました。 そのときに、目的を持って、このことに対しては、幾らぐらいの予算がかかりますよという、その予算も提示して、国のほうに申請して、認可されるということだったんですけれども、今回、漠然として、地域再生計画ということで幅広くなったのは、やはり簡単に企業版ふるさと納税が認可されることなのかなと思うんですけれども、それでは、その予算のほうはどのぐらいの寄附を予算計画しているのか、伺いたいと思います。
    ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対しお答えさせていただきます。 まず、川堀議員さんが一般質問されたのは、調べさせてもらったところ、令和元年の12月だったと思います。そのときには、ご質問のような一つの事業に対して地域の現状や課題、目的、その事業費とか等を記載して、それを幾つか羅列して、計画を達成させるということだったんですけれども、それが令和2年度の先ほどの企業関係の税制改正と一緒に大幅に簡素化されたというところです。 それは、先ほどのような細かいことではなくて、大くくりな包括的なものでいいというふうに国が示していただきまして、そのように改正されました。 その申請に当たっては、もう国のほうからその地方版の総合戦略の転記でいいというようなことなものですから、そのようなことで大くくりな事業で、こういうことをやりたいということで記載して、認可を受けたところでございます。 そういったことが1点と、今度、この予算をどのくらい受け入れるのかということだと思います。それがちょっと調べたところ、県内で令和2年度の実績で5市のみの受入れがあったようでございます。額で申しますと、大きなところは1,000万円の寄附があったようでございます。小さなところは100万円といったところ。 そういったことですので、私どもとしては、寄附を受け入れるために、まずはこうした受皿を整備して、来年度からにおきましては、今まで受け入れるPRもしていかなくちゃならないと思うんですね。そういったことには、ホームページとかそういったところでPRしながら受け入れていこうとは思いますが、令和2年度の実績からしましても、県内で5市でということで受け入れ、寄附していただきたいとは思いますが、なかなか難しいのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ◆7番(川堀哲男)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 第3条(4)の地域再生計画(市貝町まち・ひと・しごと創生推進計画)に定める事業についてお聞きをします。 具体的にこれどういったことなのか、ちょっとよく分からないので、教えていただきたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問対しお答えいたします。 まず、計画上で、先程の今回追加するまち・ひと・しごと創生計画に定める事業ということで条例上は書かせてもらいました。そして、国に申請したその地域再生計画の中で、先ほどの総合戦略の事業の名称といたしまして4つの事業を行うということで計画を出しております。 総合戦略の基本目標でありますサシバの里の環境と地場産業が両立した地域循環型経済の確立、2つ目といたしまして、地域に残り、ほかからもやってくる選ばれる魅力の創出と発信、3つ目といたしまして、子や孫が生き生きと安心して成長できる子育ての支援の充実、4つ目、最後といたしまして、健やかに生きがいを持って生き抜くことができる体制の構築ということで、大まかな事業名を掲載させてもらっているというところでございます。 具体的には、総合戦略の中の個々の事業にはなってくるかとは存じますが、計画上はそういう大まかな基本目標ということで申請しているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ◆8番(小塙斉)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  1番、荒井和一です。 私からは、先ほど所管課長がお話しになりました、一番大事なのは、案内と広報ということなんで、これを来年度つくるというお話、細かい細部をつくるというお話なので、私としては企業に訪問することが非常に大切だと思っております。コロナ禍の中でなかなか訪問できなかったということもあります。町内の一事業所、大きい事業所がありますけれども、その社長さんに聞いたという、また聞きの話なんですけれども、その社長さんは、とても環境に配慮する、そういう事業を応援しているという話も聞きました。 当町にしてみれば、環境、サシバの里の環境と全く合っているのではないかなとは思っておりますので、こういう強いて言えば、花王なんですけれども、花王さんみたいな大きなところを訪問しながら、いろんな説明をしたり何かをする。町長も昨日の一般質問でもこれからは各地を回ってみるということをお話ししておりましたので、ぜひとも町長には、そういう企業を訪問していただいて、このふるさと納税に関して、理解を深めていただいて、納税していただくと、そういう努力をしていっていただきたいなと思っておりますので、町長にその点をお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  まず、企業訪問についてでございますけれども、荒井議員がおっしゃたように、現在、企業は大企業に、赤羽工業団地の企業、大きい順から1社、2社になりますけれども、どちらにおいてもコンプライアンスが非常に厳格でございまして、私どもからの訪問は、私どもに限らず、外部からの訪問は遠慮していますということで、町長だけでなくて、国会議員も遠慮されましたけれども、そういうことで、現在企業訪問はどこもできていない状態です。あちらから来る場合は、新年度のご挨拶いらっしゃいますということなんですが、新年のご挨拶は。そのような状況でございます。 2つ目は、これはこういう寄附金をもらうことでございますので、私は、元民間にいて物売りをしていましたんで、10年間にわたりまして物売りしていたんですが、こういうお金をもらう場合には、直接行って、直接話をすると逃げられちゃうんですね。 それで、今日、議会ですから、議事録に残ってしまうかと思うんですが、今、赤羽の工業団地の中の企業のお話が出ましたが、名前が固有名詞で出ましたけれども、それで、私どもも荒井議員と同じように、その企業がやはり同じSDGsなんですよ。市貝町も、ですから、国際ルールに従わないと、とても輸出もできないし、企業からも認めてもらえないんですが、ISOも含めまして、SDGsを推進するには、ISOで、こんな小さい町の場合、外部から力を借りないとできないんですけれども、そういうことで、花王様は、和歌山市と今SDGs推進に係る包括協定を結んでいるんですけれども、そういうところから入っていかないと、大きなものを、私は元、そういうことで保険屋ですんで、大きな顧客を私のほうで獲得するには、それなりにちゃんと信頼関係を築かないと、お客さんがぽいとフリートの保険なんかくれませんので、そういう経験もありますので、花王様と信頼関係の構築、子供たちに環境教育、博士がたくさんいますんで。 それと、あとは、使用済み容器の回収と再利用とか、そういうさらに今度はボランティアに関心がありますので、そういうところを含めまして、信頼構築が私どものほうからの最初ではないかというふうに思っていますんで、和歌山市のような資格の、市の品格のある、和歌山は花王様の役員がたくさん出身でございますが、なかなか道のりは遠いですが、着実な道のりですので、しっかりと、何年かかるか分かりませんけれども、うちもSDGsをやっています。和歌山市はやっています。あそこはモデル市になっていますんで、市貝町もSDGsを取り組んでいます。ISOをやって、SDGsを取り組んでいます。 そして、和歌山市と同じように包括協定を結んでください。そうすると、企業のほうのふるさと納税もできるかと思います。 一方で、今度、町内にたくさん企業がありますんで、町内の企業につきましては、もうふだんから顔を突き合わせておりますんで、北部の畜産酪農の法人などはもう既に数千万円の寄附まで頂いていますんで、「柳の下にドジョウは2回いない」ということわざがありますけれども、私どものほうは、町内の企業などについてもこれからふるさと納税をご紹介し、ご協力を仰ぎたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ◆7番(川堀哲男)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結します。 これから議案第44号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第44号「市貝町ふるさと応援基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について」原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第45号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第4、議案第45号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第45号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 今回の改正につきましては、産科医療補償制度の見直しと併せて、出産育児一時金の金額の見直しについて、健康保険法施行令の一部を改正する政令が本年8月4日に公布されたことに伴い、条例の改正を行うものでございます。 それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表によりご説明いたします。 出産育児一時金につきましては、出産事故で子供が重い脳性麻痺になった際には、医療機関が補償金を支払う産科医療補償制度があります。現在、この制度に加入する医療機関で出産した場合には、40万4,000円に産科医療補償制度の掛金1万6,000円を加算し、総額42万円を支給しております。 来年1月1日からは産科医療補償制度が見直され、掛金が1万6,000円から1万2,000円に引き下げられるため、出産育児一時金の金額を「40万4,000円」から「40万8,000円」に改正し、出産育児一時金の総額は現行どおりの42万円に維持するものでございます。 なお、同条におきまして、規則で定める加算額は産科医療補償制度の掛金の引き下げに伴い、「1万6,000円」から「1万2,000円」に改正することになります。 以上が改正内容でございます。 よろしくご審議の上、原案どおり可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  7番、川堀哲男。 今回国民健康保険の一部改正ということで支給額が40万4,000円から40万8,000円、そしてまた、特定出産事故ということで掛金が1万6,000円から4,000円下げて1万2,000円ということで説明がありました。 そこで、この事故、損害賠償保険が損害賠償に対して年間どのぐらい使われているのか、そういった事例があるのか、ちょっと伺いたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  それでは、ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 まず、産科医療補償制度の概要でございますが、こちらの運用につきましては、公益財団法人日本医療機能評価機構が行っているものでございます。 分娩に関連しまして発症した重度脳性麻痺の子供と家族の経済的負担を補償して、原因分析、再発防止、紛争の防止、それから産科医療の質の向上を目的とする制度でございます。 栃木県内の病院、診療所、助産所は100%この産科医療補償制度に加入をしております。掛金につきましては、先ほどご説明申し上げましたとおり、来年の1月1日から「1万6,000円」から「1万2,000円」に改正されます。理由につきましては、保険料の剰余金があり、当面の間これを運用するためということでございます。 ここ数年では、全国で平均して約85万人の出生がありますが、この中で、約0.04%の子供がこの制度の対象になりまして、1人当たり3,000万円の補償金の支払いを受けております。 年間で補償金約90億円のお支払いをしておりまして、また、これらに関する事務経費で約25億円、合計115億円の経費がかかるわけでございますが、現在のところ、剰余金が617億円ありまして、当分の間、試算ですと2040年まで掛金を4,000円減額しても運用できる判断によるものでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ◆7番(川堀哲男)  はい。 ○議長(山川英男)  質疑ございませんか。 ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第45号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第45号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第46号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第5、議案第46号「市貝町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止等に関する条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第46号「市貝町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止等に関する条例の一部改正について」をご説明申し上げます。 本条例につきましては、土砂等による土地の埋立て等につきまして、必要な規制をし、土壌の汚染及び災害の発生を防止し、住民生活の安全を確保するとともに、生活環境及び自然環境の保全を図ることを目的として制定しております。 本議案につきましては、隣接します茂木町でさきに同条例を改正し、規制を強化したことに追随し、当町においても規制を強化するため、改正するものでございます。 今回の一部改正の主な内容は、改良土と県外土砂等の原則搬入禁止、事業区域周辺の住民への説明を義務づけるものです。なお、本条例の対象となる土砂等の埋立て等に供する面積は500平方メートル以上3,000平方メートル未満であり、面積が3,000平方メートル以上の案件については栃木県条例が適用されます。 よろしくご審議の上、原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  1番、荒井和一です。よろしくお願いします。 担当所管に質問させていただきます。 13の4ページを開いていただきたいと思います。13の4ページの第3条の3、その中で、周辺住民に対しての説明会を義務づけるようなこの書き方でよろしいのかということ、業者が周辺住民に対して、このようなちゃんとした説明会を開く、この周辺住民というのは、この漠然としたあれなんですけれども、その周辺住民ということの範囲をちょっとお聞かせ願いたいのと、これ、土砂県外からの、茂木もそうですけれども、茨城県を狙っているような話みたいなんですけれども、実際、芝ざくら、県のあれで今埋めていますけれども、あそこはかなりの高い運賃で運んでくるようなんで、茨城ではなくても千葉のほうからも来る可能性は大いにあります。 土砂は、大変これ、市貝町でも最近迷惑な行為がいろいろありまして、それをなるべく止めていただくようにするようなこの一部改正だと思います。 芳賀郡市全体のそういう流れもあるそうなので、これについては、説明会と、市貝町全体として、結構皆様の目で見ていただいて、すぐ町民くらし課あたりに通報していただくような情報提供団体とか、そういうものも考えているのかということと、あと、こういうこと広報にきちんと載せていただいて、町民の皆様の全体の理解を高めていただければ、市貝町はこういう土砂条例、隣の茂木も益子も土砂に関しては搬入させないようにしているというお話を、皆様に知らせていただきたいということで、私は考えております。 そこで、周辺住民の説明会と、それを見た方の通報していただけるような団体があれば、そういうところにお願いして監視していただく。あと、広報をどのようにするか、その3点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 今回の改正の内容でございますが、第2条で明文化しておりますように、改良土の埋立てを禁止すること。それから、第3条の3で、周辺住民への説明会の義務づけ。それから、第5条で建設発生土第3種まで。それから県内発生土ということで規定を整理したわけでございます。 この周辺住民の考え方ですが、基本的には、地元の自治会ということで考えております。 それで、3条の3のところで、地元の自治会ということで、対象は。その業者のほうで事項を説明しなければならないということで規定しておりまして、これは、努力義務規定ではなくて、義務規定になるわけなんですね。ですから、努力義務規定よりも強い表現を使っております。 それから、県外の搬入なんですけれども、発生元証明書というのを事業者には町のほうに提出していただくことになります。どこのどういう現場で、現場の責任者が誰でということを記載して押印したものを町に届出してもらうことになっておりますので、そちらのほうで県外からの発生土であれば、確認できるので、その辺はチェックしてまいりたいと思います。 それから、この条例の中に、それぞれの責務の記載があります。まず、事業者の責務、こちらにつきましては、第2条の2で言っておりますし、土地所有者の責務につきましても第2条の3で明文化して転用しております。 それから、併せまして町の責務ということで、第2条の4のところで明文化して、条例は策定しております。 当然、事業者だけでなくて、土地の所有者、それから町につきましても責務があるわけですし、あとは周辺の自治会に対しても事業に着手する前に説明会を義務づけているものですから、通報は地元の自治会長さん等を通して、通報してもらえるような仕組みづくりをしていきたいと考えております。 また、広報につきましては、町のホームページに一部条例の改正について掲載して、周知というかPRはしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。 川堀議員 ◆7番(川堀哲男)  7番、川堀哲男です。 7ページの中に、(8)の一番最後なんですけれども、「ただし、町長が認めた場合はこの限りでない」ということで、(9)にも書いてありますけれども、こういうのは、どういうのが想定されるのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 ただし書で「町長が認めた場合はこの限りではない」という記載はありますが、実際のところはこういったケースはないとは思っております。ただ、万が一どうしてもどこかの自治体の公共事業等で捨て場がないというような場合で、そういう案件があった場合に対応できるように、この一文は設けております。 説明は以上です。 ○議長(山川英男)  川堀議員 ◆7番(川堀哲男)  今回のこの土砂条例は強化するものだと思うんですけれども、残土の処理に対しては、道路が開通すると、どうしても残土処理をしなくちゃならないというのは、各自治体もほかの町もそうだと思うんです。こういうのは、県や各自治体同士で話し合って、1つとか2つとか特定な場所に搬出できるような方法というのはないんでしょうか。多分どの町ももう目いっぱいではないかなと思っているんですけれども、そういったことは話合いなどなんていうのはできないんでしょうか、伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 この土砂条例の改正につきましては、茂木町が9月の議会で先行して改正をしまして、規制を強化したところでございます。その後、郡内の4町の環境担当課長が集まりまして、打合せをしまして、やはりどうしても茂木町さんだけ規制を強化すると、その周りの市町に搬出されることが予想されるので、せめて4町だけでも足並みをそろえて、同じ条例にしましょうということで、今回の議案の提出になったわけでございます。 それで、聞くところによりますと、真岡市さんのほうでも同じ内容で、土砂条例は改正したということでございます。 今回、この作業を進めるに当たりまして、県内のほかの自治体からも問合せ結構多数ありましたので、県内の自治体でもそういう動きが出てきているのではないかと思います。 事の発端は、やっぱり土砂条例、茨城県とか千葉県、かなり厳しい内容になっているわけですね。ですから、そちらから発生したものが栃木県内に搬入されるというのがほとんどのケースだとは思います。 町の条例ですから、3,000平米までのものにしか適用になりませんので、それ以上の3,000平米超えたものは、当然県の許可になるわけなんですけれども、町村会のほうでも、県のほうに県の土砂条例は改正するような要望書を出しておりますし、県のほうでも将来は動いてくれるのではないかとは思っています。 あと、条例で権限移譲ということがありますが、現在ですと、県内では8つの自治体で権限移譲を受けまして、市、町の許可としているところがあります。市貝町も権限移譲を受ければ、3,000平米以上の土砂の搬入につきましても、町で許可をする権限を持っているわけなんですけれども、どうしても職員で専門的な知識がある職員が数少ないものですから、近い将来に権限移譲は受けたいとは考えておりますが、今後、検討はしていきたいと考えております。 説明は以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ◆7番(川堀哲男)  はい。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  11番、高徳です。 今回は追加事項で、3つ追加事項が入りましたよね。 まず、13の2のこれ、5番目の改良土、これが明記されているんですが、この改良土、この文面からすると、非常に土を強化をしているというようなことになるんだけれども、この建設汚泥にセメントや石灰を混合し、化学的安定処理したものをいうという、あまり産業廃棄物になんかやられても困るなと、こんなふうに思うんですが、これの意味と、あとは、町の許可は500平米から3,000平米ということなんだけれども、結構3,000平米といっても、通常我々は3反歩というんだけれども、非常に結構広い面積だからね。 土砂等の埋立てと盛土、この解釈は、非常に平たんなところに持ってきたものを積み上げていくのが盛土、埋立てというのは、大体傾斜地のところに落として埋めていくのが埋立てかなと私らはこう解釈するんだけれども、そうなってくると、広さだけの問題を議論していて、高さがないんだよね。だから、あまりにも平たんなところで、いつまでそれじゃ、高さ上限がないかといってどんどん盛土というか、埋立てしちゃうと、熱海みたいなああいう土石流の災害にもなりかねない、こういうふうに捉えるんだけれども、一つの例を挙げますよ。小貝小学校の前に、今、皆さん通っていて分かるように、今埋立てていますよね。あそこはどっ窪だから、結構埋立てていても、道路と平らになるから、それほど目立たないんだけれども、あれが今言ったように、平たんから上げていくと、相当な土量になるんで、ここら辺のやっぱり高さの上限までもある程度は、これ、監視体制をしていかないと、アホみたく高さやられると非常に危険性が高くなるのかな、こんなふうに考えていますんで、そこら辺の規制といいますか、ここら辺の考えはどんなふうに町が考えているんだか、そこら辺ちょっと。 それと、あとは申請するための目的があると思うんだけれども、ここら辺の目的のやっぱり周知もしっかり行政でチェックしないと、最後はただ埋め立てるだけの許可だけで、最初は何か梅の木もいいんだとか、桜の木もいいだなんていうようなことから、とんでもないようなことになっちゃうおそれもあるんで、そこら辺のところちょっと行政のチェック体制、よくしていただきたいと、このように思います。 何か考え方お願いします。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 まず、改良土についてなんですけれども、結局のところ、建設汚泥、水状のものを石灰あるいはセメントを入れて固めたものになります。 規則のほうで細かい定義をしておりまして、pH、水素イオン濃度指数について規定をしております。町の基準でこれから改正しようとする基準なんですが、基準値でpH5.8以上8.6以下ということで考えております。こちらの基準につきましては、環境省の一般排水基準から準用しているものでございます。 このpH、当然石灰とかセメントを入れるとアルカリが高くなるわけなんですね。実際、pHが8.6以上になりますと、もう草木も育たないような土になってしまいますので、その以内のpH5.8から8.6以下ということで、基準はこれから設定する予定でございます。 続きまして、2番目の高さ制限なんですが、この条例ですと、高さの制限は基本的には設けていないことになります。技術的な基準を申し上げますと、盛土高が5メートル未満の場合には、のりの勾配、これにつきましては1割5分ということで、基準がございます。それから、盛土高が10メートル以下の場合にはもうちょっとのり緩くしまして、1割8分ということで基準はございます。 ただ、今度10メートルを超えますと、土の安定計算をすることになっているんですね。ですから、持ってくる発生土、第1種か第2種か第3種か、それの混合なのか、それによって、安定計算をして、それから、のり勾配を決めることになりますので、その計算がちょっと複雑な部分がありまして、実際のところはほとんどの案件は盛土高は10メートル以下となっております。 続きまして、3点目の目的についてでございますが、確かに最初は盛土で植林なんていうことで許可申請を出して、最終的には、盛土が終わると植林しないで、ソーラーとかそういった他の目的に転用されるケースも見受けられるのが現状です。 これからは、きちんと許可申請の際に目的を再確認して、これは土砂条例ですけれども、町のほうにはそのほかにも土地利用に関する事前指導要綱というのがございまして、1,000平方以上の開発、盛土も含めてなんですけれども、この場合には町に土地利用に関する事前協議をしていただくことになっておりますので、こちらでも目的が変わった場合には、再協議することになっていますので、その辺のところでチェック体制というか、厳しくはしていきたいとは考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  石井議員。 ◆2番(石井豊)  2番、石井豊です。 盛土の中で、改良土ということで今お話あったんですけれども、開発絡みも含めての話だと思うんですけれども、実際、私もちょっと関わらせてもたった件もあるんですが、盛土することによって、そのもの、その製品、そういったものがいろんなものが含まれている可能性というのが非常にいろんな現場であるんですが、そのときに、その土の科学的分析でそれを普通であれば、塩ビ管を立てて、定期的にそこで水質を採取して、化学的成分を分析して、そして、環境に影響があるのかないのか、そういったものをするというのがありますが。 というのは、そこから出てきた水が農地とかそういう水路とかに流れ出して、その周辺の環境を悪化させるということも考えられるんで、そういうところについての指導というんですか、そういったのがある程度求められてくるかなと思うんですけれども、その辺の考え方というのは、ここには書いてはないんですけれども、それも含めてちょっとご説明お願いします。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しご説明を申し上げます。 今回の提示させていただきました新旧対照表には記載がないんですが、土砂条例の第10条のところで、水質検査等ということで定義はしております。 6か月に1度は水質検査をして、当然のことながら、検査試料採取調書と、よく言われます計量証明書も提出させていただきまして、安全性につきましては、確認をしております。 また、先ほどちょっと説明が漏れた部分もあるんですが、水素イオン濃度指数は、実は土のpHというのは、測るのが不可能なことなんですね。ですから、その土に水を加えまして、泥状にして、pHを測定して、土のpHとみなすことになります。 説明は以上です。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 先ほどの課長からの説明で、この町条例については500平米から3,000平米、3,000平米以上については県の条例ということでありまして、県の条例のほうが、現段階では緩いというようなことでよろしいのか。その点が1点と、これは500平米から3,000平米がこの町の条例ということでありますが、この町条例に値する埋立てている箇所、何か所あって、3,000平米以上はまた何か所あるのか、その点についてもお聞きしたいと思います。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しお答えを申し上げます。 県条例につきましては、今回町で改正をしました改良土の埋立て禁止、それから、説明会の義務づけ、それから許可基準に埋立てする土砂を第3種までの建設発生土、または県内で発生した土砂であることという規定はございませんので、県の条例のほうが緩くはなっております。 これからは、市、町等で県のほうには条例改正をしていただきたいということで、今後も要望は続けていきたいと考えております。 それから、箇所数でございますが、現在、許可をして現場が動いている箇所は、全部で6か所ございます。このうち、町で許可した案件は2か所、それから、県で許可している案件が4か所ございます。 それから、過去10年間の、過去10年といいますと、平成24年から令和3年度の許可件数でございますが、町の許可件数は19件でございます。それから、県の許可件数につきましては9件でございます。 説明は以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ◆8番(小塙斉)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございますか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第46号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第46号「市貝町土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害発生の防止等に関する条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は3時15分とします。                          (午後3時03分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは、再開いたします。                          (午後3時15分)----------------------------------- △議案第47号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第6、議案第47号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第4号)」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第47号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第4号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれに1億6,001万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を52億3,144万6,000円とするものでございます。 9ページをお開きください。 まず、歳出について申し上げます。 事項別明細書の各目に計上いたしました2節、3節、4節につきましては、4月の職員人事異動や時間外手当の不足等に伴う補正をしております。 詳細につきましては、17ページから21ページ、給与費明細書をご参照ください。 9ページにお戻りください。 中段の2款1項1目の12節につきましては、地方公務員の定年が段階的に65歳までに引き上げられることに伴い、関連する例規の整備を委託するものです。 2目につきましては、コピー機の使用枚数が想定より大幅に増えたため、不足する保守料を追加しております。 次に、11ページをお開きください。 3款1項2目につきましては、障害支援の区分変更や就労支援サービス利用者の増加などにより、サービス費が当初見込みより増加しているため、不足分を追加するものです。 3目は原油高騰により、灯油等の燃料代が高騰している中で、温かい生活をしていただけるよう、低所得高齢者の単身世帯に対し、2万円を給付するものです。 2項2目の各節に計上した予算は、国の経済対策として実施する18歳以下の子供がいる世帯への子供1人当たり5万円の給付金及び附帯する事務費でございます。 そのほか、来年度に制度が改正される児童手当に対応したシステム改修並びにコロナ禍における経済対策として、住民税非課税世帯及びひとり親世帯の大学受験料助成を計上しております。 12ページをご覧ください。 上段の4目12節につきましては、杉山保育所に替わる幼老複合施設の建設予定地について、土地の境界確認及び用地測量を実施するものです。 4款1項2目につきましては、全額が国庫補助対象となる新型コロナウイルス感染症のワクチン追加接種に関する経費として、接種委託料のほか、コールセンターの人材派遣、その他事務費を計上しております。 13ページをお開きください。 6款1項3目につきましては、それぞれの補助事業の不足見込額を県支出金を財源として追加し、次の5目14節につきましては、防災重点農業用ため池2か所に注意喚起看板を設置するものです。 また、18節につきましては、文谷地区の農業用パイプライン修繕に係る県の負担金を加算するものです。 下段の7款1項3目につきましては、コロナの影響により中止した町民祭に係る補助金を全額減額しております。 14ページの中段をご覧ください。 8款4項1目12節につきましては、熱海市で発生した土石流被害を受けて、町内における大規模な盛土造成地のうち、調査優先度の高い箇所の詳細調査を国庫補助を活用しながら前倒しで実施するものでございます。 15ページをお開きください。 10款1項2目18節につきましては、コロナの影響により、中学校修学旅行の時期と旅行先を変更した際に、追加的に発生した企画料金を町が補助するものです。 次の19節につきましては、コロナ禍における経済対策として、ひとり親世帯への私立高校等受験料助成及び要保護・準要保護世帯の児童・生徒に対する冬期休業中の栄養バランスの取れた食事支援を新規計上しております。 2項1目10節につきましては、小学校電気料の不足分を追加するものです。 16ページをご覧ください。 4項1目12節につきましては、1月開催予定の「二十歳の集い」への参加者のうち、ワクチン未接種者に対しPCR検査を実施し、感染拡大を防止するものです。 2目につきましては、自治総合センターの事業を活用し、自治公民館の備品購入事業費を補助するものです。 次に、これらの財源となる歳入について申し上げます。 7ページにお戻りください。 まず、15款1項1目及び中段の16款1項1目につきましては、追加した障害者自立支援給付金のうち、国が2分の1、県が4分の1を負担するものです。 戻りまして、15款1項3目及び中段の15款2項3目体制確保事業費補助金は、ワクチン追加接種に係る経費を国が全額負担するものです。 2項2目につきましては、子供1人当たり5万円を給付する事業及び児童手当システム改修事業の全額を国庫補助金として計上しております。 4目につきましては、大規模盛土造成地調査費用の2分の1が国から補助されるものです。 下段、16款2項4目につきましては、歳出において計上した各事業費の全額が県から補助されるものです。 8ページをご覧ください。 21款につきましては、自治公民館への補助事業を自治総合センターの補助金で全額充当し、20款は、特定財源充当後に不足する一般財源を計上するものです。 続きまして、5ページにお戻りください。 第2表債務負担行為補正につきましてご説明いたします。 中学校の給食調理につきましては、本年度まで直営方式で実施してまいりましたが、令和4年度より、これを委託方式とする予定でございます。来年度からの本業務を円滑に実施するためには、本年度中に競争入札を執行する必要があるため、債務負担行為として設定させていただくものです。 なお、契約期間は、3年間を予定しております。 以上が、令和3年度市貝町一般会計補正予算(第4号)の概要でございます。よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  11ページをご覧ください。 3款2項2目19節、昨日からの18歳以下の特別給付金、テレビであれだけ騒がれていれば、給付されるほうもなかなかご心配だし、昨日の質問では、もうちょっと金額を増やして1回ではどうかなんて、そんなご質問も先輩議員からありました。 そこで、本当にこんな混乱している中で、行政の皆様には大変ご苦労なさっていると思います。これについて、やっぱり執行部と私たち議員も情報を共有していないと、町民の皆様にはある程度聞かれると、説明する機会もあるかもしれませんので、この5万円給付、プラス5万円給付、この通知票の発送やそれが今年度5万になるのか、そして、来月5万円発送するのか。ある程度の今の分かっている状況でお話しいただいて、執行部と私たち議員の共通認識をつくりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 あと一つ、分かれば世帯数と人数についてもよろしくお願いいたします。 あと一つよろしいでしょうか。 14ページの8款4項1目12節の委託料、これ土砂等の、熱海で土砂崩れがあって、国で緊急的に調べろという、そういうお話だと思っております。この委託料全部、国の支出金ということで、この委託料で何か所この調査をやるのかということをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 その2つよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいま荒井議員さんからいただきましたご質問についてお答えさせていただきます。 今回、子育て世帯等の臨時特別支援事業ということで、子育て世帯への臨時特別給付ということで、今回、補正予算を要求させていただいたところでございます。こちらの給付については、総額10万円、まず、先行給付金として現金5万円、それの後にクーポン券5万円ということでのお話だったかと思います。町もそのような形で準備を進めておりまして、その後、いろいろ国のほうでも、内容ですとか特例措置などのお話などがありました。そういった通知などは、どちらかというとマスコミ等の報道のほうが早い形で、ちょっと現場のほうでも準備のほうをどのように進めていくかということなんですが。今回、こちらに出させていただいたものについては、5万円の先行給付分ということで、それに関わる、あと事務経費を計上させていただいたところでございます。 市貝町につきましては、先行給付金5万円については、今予算のほうをお認めいただけたならば、今月27日に児童手当の口座のほうに振込の手続をするということで、こちらも全て予算が通ってからの対応ということで、それが対象世帯に対する通知も一応この議会の後に発送する予定になっております。 対象となる世帯数及び対象となるお子さんの人数ですが、市貝町については950世帯、1,570名ほどの対象者を見込んでの今回の予算計上となってございます。今回、先行給付の5万円を年内にということでございます。いろいろ報道などですと、現金10万円を年内にという自治体なども出てきているようですが、市貝町については、今のところ、年内先行給付5万円、そのほかについては、この後、また議会の先生方にお諮りをしまして、その後の5万円分、こちらについて本来クーポン券等での給付ということでしたが、こちらについても、市貝町についてもやはり要望などをお聞きしながら、現金での給付という考えで、今後、手続を進めてまいりたいと考えているところですので、どうぞご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  渡邉建設課長。 ◎建設課長(渡邉隆憲)  続きまして、8款4項1目12節委託料、こちらについてご説明させていただきます。 こちら大規模盛土造成地変動予測調査事業ということで、補正のほうを上げさせていただいておりますが、こちらの大規模盛土につきましては、全国で大地震があった際に、大規模に盛土した住宅団地などが滑動をしたり、あとは崩落したりという被害が出ているということで、国のほうで宅地耐震化推進事業ということで、対策を進めているところでございます。 栃木県におきまして、その事業によりまして、大規模盛土の抽出を行っております。また、危険度の評価、優先度の判定などを県で行っていました。その結果、市貝町におきましては、8か所の大型盛土造成地が、宅地が該当することになりました。その中で今回、その優先度、危険度評価、また優先度が一番高かった箇所、今回は実質の1か所になります。場所としましては、役場の東側、玉窓寺の道を挟んだ側に工場があるんですが、そこから西側の斜面、そちらが今回の優先順位が最も高い箇所となっております。 こちらについては、影響する住宅が10戸以上もあるということで、熱海のそういった土砂災害もありまして、今回、そちらのほうを詳細調査、ボーリングをして地盤調査などをしまして、その盛土の安定性、そういったものを計測する業務、こちらのほうの委託料を今回補正をしたところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございますか。 園部議員。 ◆6番(園部弘子)  お疲れさまです。 11ページの3款2項19節扶助費の中の下の段、非課税世帯等大学等受験料助成57万円についてと、15ページです、10款1項19節、これは上の段と下の段両方です。ひとり親世帯高校等受験料助成5万2,000円、その下の段の要保護・準要保護世帯特別支援費21万につきまして、1人幾らで何人分かということで、積算根拠についてお伺いいたします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、園部議員さんからのご質問についてお答えさせていただきます。 まず、こちらの11ページ、非課税世帯等の大学等受験助成につきましてご説明いたします。こちらにつきましては、今、コロナ禍にありまして、いろいろ事情をお持ちで、勉強したくてもなかなか学校に行くのに費用がかかるということで、今回、大学受験生等を支援するため、費用の一部を助成する、支給しますということで、町独自事業ということで、今回、補正をさせていただいたところでございます。 今回、国立及び私立、あるいは専門学校、こういったところに進学を希望される受験生の方、市貝町在住の受験生ということでございます。こちらにつきまして、非課税世帯の二人親世帯、こちらが11名ほど対象者がございます。それに加えまして、ひとり親世帯、こちらの受験生が8人、合わせて19人の方がおられる。この方を対象に一応1人当たり3万円を上限に、これら大学あるいは専門学校などの受験料、こういった部分についての助成をするもので計上させていただいた次第でございます。 続きまして、15ページの扶助費の関係、2つ項目ございます。ひとり親世帯高校等の受験料の助成ということで、こちらも先程の大学、専門学校と同じで、現役の中学3年生になるかと思うんですが、これから高校のほうを受験される、あるいは専門学校のほうを受験されるという方で、ひとり親世帯の方で、対象は4名になります。こちらにつきまして、通常、私立ですと、今回、1人当たり1万3,000円を上限とさせていただきまして、こちらについても受験費用について助成をさせていただくということで、今回、5万2,000円ほどの要求をさせていただいたところでございます。 それと要保護・準要保護の世帯の特別支援費ということで、こちらについては、コロナ禍ということがありまして、やはり夏休みのときにも、夏休みでなかなか給食とかがなくなりまして、そういった食事関係、なかなか栄養のバランスの取れた食事が取れないというか、そういった形を取っていただくという意味で、今回も冬休みでございますので、一応その対象となる要保護のお子さんが7名、準要保護のお子さん35名、計42名。この方に道の駅サシバの里いちかいの商品券を1人当たり5,000円分、42名掛ける5,000円ということで、21万円を計上させていただきまして、こちらにつきましても予算をいただけましたならば、今年度中かもうこの月内にお配りして、この休み中、年末年始に道の駅のほうの町の食材、おいしい野菜、食べ物、そういったもので年末年始を過ごしていただければということで、今回、また計上させていただいたところです。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 じゃ、小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  9番、小沢岩夫です。 昨日も一般質問の中で申し上げ、途中で尻切れとんぼになってしまいましたが、本日、ここでやるということなので、再度、質問をいたします。 11ページ、先程、荒井議員からもございましたが、子育て世帯への臨時特別給付金5万円分は、国の新型コロナウイルス対策予備費からの5万円でございます。残りの5万円は、補正予算から今月下旬に成立をすることでしょうが。 昨日、いろんなマスコミの報道ですと、さくら市をはじめ隣の高根沢、芳賀町、益子、真岡、市貝を取り巻くところで一括給付しないのは、隣の茂木町だけと。要は、正月をまたいで給付するのは、今の課長の説明だと、当市貝町と茂木町の2つだけということですね。課長、間違いありませんか、滝田課長。今の説明では。 それで、続けますが、1つとしては、収入、時給や該当者の、市貝町では、どこの新聞にも出ておりませんが、年収の制限、国でも規定しております。960万円と設定してありますが、市貝町では、ただいま荒井議員の質問に回答ありましたが、950世帯で1,570名が対象であると。その中には、所得制限を設けるか設けないかが、1つ。 それで、昨日に至って隣接する町は、急遽変更をしました。それは、町民の強い要望だと思います。おとといまでは、正月をまたいで支給するという、5万円はですね、残りはクーポンですが、一晩で変わったと。町は変わりませんか。それが2つ目。 3つ目は、16ページの一番下、公民館費、コミュニティー事業助成金でありますが、私のところは刈生田という集落です。あそこは、土地は町の土地、建物、公民館そのものは自治会、集落が町の補助をいただいて、10年前に1戸10万円当たりを積み立てて造ったという経過がございます。 そこで、もう70年、80年の大きい木に至っては、100年以上たっている木がありまして、それに対しては、区長を通じて役場に、近隣の住民の方から伐採していただきたいというクレームがありまして、役場には2か月、3か月前に申請して、この補正で予算を上げるという返事をもらっているという区長の話でしたが、これはその費用が入っているかないか。下には電話線や電話光ケーブルなどもあり、かなりの難易度があり、見積書も森林組合から出ているはずです。これが含まれているかどうか、その3点を担当の課長と町長に伺います。 以上です。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまいただきました小沢議員さんからのご質問について私のほうからお答えをさせていただきます。 まず、第1点目、所得制限を設けるか否かというところです。こちらについては、先程の荒井議員さんからの説明の際も、ちょっと説明不足なところがありましたので、改めてこちらでご説明をさせていただきます。 今回、所得制限、いろいろ自治体に応じては、設けず一律というところがあるようにも聞いておりますが、市貝町については、所得制限960万ということで、制限をつけた上での給付を考えております。 また、2つ目です。町民の強い要望などにより、給付の形態、あるいは給付の金額を変えているところもあるけれども、市貝はどうなのだというところなんですが、確かにニュースなど、あるいは近隣自治体などの対応などを見させていただきますと、現金給付で10万円を年内にというような形の自治体などが増えているところは認識しております。 市貝町については、こちらについては、一律の見直しというのは今回ちょっと考えておらず、年内5万円、年が明けての5万円、こちらを分割給付するということも一つの対応というか、考え方になるのではないかということで、分割することでのメリットなども想定しながら、一応、町については、分割の給付で進めたいという考えでおります。どうぞご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  関澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(関澤孝浩)  では、3点目につきまして、16ページ、10款4項2目公民館費、18節負担金補助及び交付金のコミュニティー事業助成金の件でございます。 これにつきましては、現在、市貝町地域公民館建設費等補助金を利用しまして、増改築及び便所水洗化事業をやっている自治公民館につきまして、そこに必要な備品等につきまして、一般財団法人自治総合センターで行っておりますコミュニティー助成事業、これを利用しております。その備品というものは、机、椅子、またエアコン等の備品になっております。これにつきまして、地元自治公民館から備品も用意したいということで、それはこの事業につきまして、助成金を使うというものでございます。先程ご質問にあった木の伐採等については、入っておりません。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  いかがですか。 小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  それでは、区長を通じて集落としても申請はしてありますので、また追加の追加で要請するか、別予算で何とかお願いしたいと思います。 あと、ただいまの子育て世帯の臨時特別給付金についても課長からありましたが、これは10日の時点で、市貝も一括給付というのが突然いいほうに変わるならいいんですが、社会情勢が変わって、これは国のほうも変わったと思うんですよ。じゃ、もう変わらないんでしょうか、町は。 また、質問を変えます。それでは、私の知人でも何人かおるんですが、この給付金の申請、もし親が海外の転勤、親の離婚等によって怪しくなった、こういう事態の人たちは、最低、何月の何日までに町に申請をすれば、これがいただけるのでしょうか、課長の明確な答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  大変、小沢議員には失礼いたしました。町長も指名されておりましたので、町長からも答弁させていただきます。 まず、所得制限についてですけれども、私の基本的な考え方は、補完原理です。国と県と市町村ということでありまして、それで、国の施策は、所得制限ということで。私ども補完原理からしますと、市町村、特に町村のほうは、実態に即して現場で、私たち行政を担っておりますので、福祉政策はどちらかといいますと、ターゲット政策だというふうに思っていまして、私どもは見えますんで、どの辺の所得で、どんな子供たちとか、どんな生活をしているかというのが分かりますんで、どちらかというと、町としては、960万円の所得というのは、ちょっと私自身も考えられないような所得でございまして。どちらかというと、所得制限を取るんじゃなくて、この補正の査定につきましては、私はどちらかといいますと、低所得者にもっと厚く入学料を全員、高校受験全員と大学受験ももっと上げまして5万円とか、そういう要求をしていた。町長としては、そういう方針でございましたが、財政がないということで、それが矮小化されてしまいましたけれども。 繰り返しますが、所得制限、国家が所得制限をかけていますが、地方自治体、町村は、どちらかといいますと、ターゲット政策ですので、もっと下の階層の方々にきちっとした手当てをしていきたいなというふうに思っているところでございます。 今後、ご期待に沿えませんでしたので、低所得者、私の公約の中にありますが、子育て世帯の低所得世帯に対して手厚い施策を行うということが書いてございますんで、新年度では、そちらのほうのターゲット政策に力を入れていきたいと思っています。 続きまして、寄附金を二分割するということについてでございますが、どちらかというと予算要求は、教育委員会からの予算要請でございまして、私ども、健康福祉課かなと思いましたら、電話確認したところ教育委員会ということでございましたので、じゃ、係長だけしか来ませんでしたけれども、係長からの調整がありましたが、全体的にクーポンで二分割するという、現金、クーポンで、世情はそのような流れだということだったんですが、いや、うちは現金で行きましょうということで現金にしたところ、どんどん国家の方針が変わってきているわけですけれども。 昨日、小沢議員からご質問がございまして、本当は、係長と私が、町長が直接しゃべってはあれなんですけれども、教育長さんを間に入れるべきだったと反省していますが、これについてどうなのかとただしたところ、私と教育委員会の係長ですけれども、見解というところをすり合わせいたしまして、新年度あたりで、恐らく入学準備で相当入学・進級でお金が入り用になるとは思いますんで、ここはお正月のときに10万で、それを主張していただくというよりも、学用品とか入学準備などでお金が必要ですから、その辺で分けたらいかがかなということで、お互いにすり合わせをしたところです。 大変、議員から一般質問まで、議員の質問権で一般質問を受けておいて、今日ご回答ということで大変失礼いたしました。 3点目の刈生田の大木の伐採についてですが、こちらも市貝町はお金がないんで、町長というのは大変な仕事でして、財政と調整しながら、なかなかこのお金が捻出できないと。大体100万ぐらいなんです、100万ぐらい。それで、お金がないっていうんですね。お金がなくても、あれ上から落っこってきて、誰か死傷者が出たら大変なことなので。今、中央公民館ですから、生涯学習課長からの答弁がありましたけれども、できるだけ早く、何か予備費か何かあるか分かりませんけれども、できるだけ早く地元の要請に応えられるように、ちょっと私のほうで工夫してみたいと思います。 財政上の流用ができないということであれば、新年度になってしまいますけれども、そういうことで、危険防止、未然の安全確保ということで、できるだけ早めに、地元の要望に応えられるように措置してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  小沢議員さんからのご質問について、またお答えをさせていただきます。 昨日もご指摘をいただきましたが、12月10日の下野新聞の紙上のほうで、市貝町も全額現金給付という形の方向性を出させていただきまして、そちらが新聞のほうに掲載されております。こちらにつきましては、この時点ではまだ年内に全額10万円を給付するということでの進め方ではなく、5万円の先行給付と後の5万円分のクーポン、基本はその原則、今も国もその形が原則になっているかと思うんですが、そういう形を市貝町については、先行以外の残り5万円についても現金給付の形にしますよという形でのお答えをしたものが、10日の新聞に載ったことでございます。 あわせて、その後に、やはり下野新聞だったかと思うんですが、12月14日付、こちらについては、この時点では、年内に10万円を給付するというような形の市町で、そちら一括するところと一括しない、あるいは検討中の市町という形での報道がなされたことがありますので、市貝町については、ずっと一貫して10万円は現金給付の方向で、ただし、分割給付の形になりますということで、なかなかちょっと説明が足りなかったところがあるかと思うんですが、そういったことでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(山川英男)  小沢議員。 ◆9番(小沢岩夫)  3回目で恐れ入ります。 先程の町長の回答で、確かに刈生田の公民館の敷地は町の所有です。万一、下を通った方に太い枯れ枝が落ちてけがをした、車が壊れたと。今までそういう事例も刈生田ではありませんが、あります。土地の所有者の責任になるわけです。町のためにも地域のためにも、それは次年度で結構ですので、お願いしたいと思います。 また、今、滝田課長からもいろいろ説明がございましたが、10日の新聞報道はそういうことだということで。しかし、子供たちは、生まれる家を選ぶことはできません。確かに町でも、今でもタケノコ生活をしている家庭もございますし、血の出るような努力をしてお金を貯めて、今はブルジョワになっている家庭もございます。そういう人たちを一くくりにしてという役所の仕事ではなくて、これから高校3年生、18歳の方は、これからさらに上の最高学府を目指して頑張って、受験生は。教科書も大学は高いです、下宿代も高い。自分の衣服も整えなければなりません。縷縷、金もかかります。そこを何とか名目を変えても、町独自の補助みたいなことをお願いしたいと思います。 また、最初の質問に戻りますが、芳賀郡、ほとんどは、一括給付に踏み込んだということですので、町長がいつもおっしゃっているように、日本一町民に優しい町にするんだという意気込みですので、町長の今後4年間にも期待して、これはこれで結構ですので、頑張って4年間を終了した暁には、前々回の関澤議員の質問には、74点でしたが、4年後には100点の評価を与えられるような町政をお願いします。 以上で終わります。 ○議長(山川英男)  あれ、今、質問なんですか。
    ◆9番(小沢岩夫)  はい。質問も半分混じっています。町長のお答えがあればいただきたい。 ○議長(山川英男)  そうですよ。 じゃ、入野町長。 ◎町長(入野正明)  小沢議員から3回にわたる再質問を受けまして、今、身にしみてその重大性を認識しているところでございます。 公約の中に、子育て中の世帯、そして単身高齢世帯の低所得世帯に対しましては、これを底上げするということでございましたので、先程も申し上げましたけれども、新年度予算の中にもっと形の見える形で、今回は、入学検定料、本当に10名前後とか、あと、また大学入試、今、本当に高くて、私は2つしか受けられなかったですけれども。大体、指導では5校ぐらい受けろというんですが、私は金がなかったんで2校しか受けられませんでしたが。県の高校受験も大変だと思いますけれども。 そういう中で、検定料を教育委員会の責任者である教育長の理解をいただきまして、予算措置をさせていただいたところです。新年度予算では、入学検定料をはじめ低所得者の子供たちが有為な人材になろう、そういう志を折らないように、しっかりとした予算づけをしてまいりたいと思います。 なお、刈生田の公民館の大木の伐採につきましては、できるだけ早く、緊急性が今あるということでございましたので、できるだけ早く伐採できればということで、ちょっと工夫してみますので、ちょっとお時間いただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございますか。 関澤議員。 ◆3番(関澤正一)  3番、関澤です。 ページが13ページです。農林水産費、款でそれの5目です。18節です。これ椎谷の土地改良区だと思うんですけれども、今年2期目に入るわけですよね。その中でこの負担金は、県からのほうの負担金の形になっているわけなんですけれども、本年度の事業費、これとあとの面積、これ農林課のほうで把握しているかどうか、分かればちょっと教えていただきたいんですよ。多分、3期目の形で大体終わるんじゃないかと思うんですけれども、なかなか2期目の工事は、かなり大きな工事になっているんで、そこら辺、事業費分かれば、ちょっと教えていただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまの関澤議員の質問に対してお答え申し上げたいと思います。 予算書の13ページの5目の農地費の中の18節になります。こちらについては、ただいまの椎谷の土地改良区ということでの質問だったんですけれども、今回のこの場所については、もう既に土地改良を済んでおります文谷地区になります。 今回のこの補正したものについては、小貝川沿岸の2期地区で整備したわけなんですけれども、文谷地区、ちょうど小貝小に上がっていくT字路のところあると思うんですけれども、信号の。その西側付近の田んぼ、そちらにパイプラインで水を上げているわけなんですけれども、そちらがどうしてもちょっと一段高くなっておりまして、水の供給がなかなかうまくいかないということで、一昨年ですかね、水が入らないで、稲がちょっと駄目になってしまったということもありまして、今年、当初予算において、市貝町土地改良区のほうで事業を展開しております。 その受益面積としては約10ヘクタール程度になりまして、パイプライン、管の水路溝については、385メートルを予定しております。今回の補正については、当初予算では町負担分だけを当初予算で見ていたわけなんですけれども、土地改良区への補助について県負担分も町を経由して土地改良区へ払うこととなったために、県の負担相当分、県の35%分を今回補正をさせていただくものでありますので、県から入ってきたものをそのまま町で受けて、土地改良区へ流すような予算となっております。 先程の椎谷の土地改良区については、確かに今回がメイン工事の2年目になっておりまして、椎谷上のクランクになるところ付近まで改良が入りますので、かなりの面積となります。来年度はそれの上の一番上のための付近になりますので、来年度は少しなんですけれども、今回は膨大な事業がかかるということでやっておりますが、大変申し訳ないんですけれども、今ちょっとその資料を持っておりませんので、すみません。今回は、先程言いましたように文谷の補正になります。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかにございますか。 和久議員。 ◆13番(和久和夫)  今の関澤議員との関連する質問になりますけれども、13ページの農地費、その中の14節の工事請負費、これ55万とありますけれども、ここで説明で注意喚起看板をかけるんだということなんですね。この間、ちょうど役場の担当者がうちに来られまして、ための安全を調べるために水を抜くんだということだったものですから、私が多田羅沼と憩いの森を守る会をつくっていろいろやっているんですが、ちょうど会長が若手にやらしておいたら亡くなっちゃったものですから、今、私が会長を兼ねているんで。関係者の了解を得て、水抜きの場所を教えて、それで何か所からか水を抜いて、かなりための水、ダウンしているわけなんですが。 看板立てるだけで、こんなことやんなくちゃなんないのかなというのと、何のために水を抜いて、その安全管理のことをやるのか。地元にもよく説明しなくちゃならないものですから、内容について詳しく教えていただきたいと思います。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまの和久議員の質問に対してお答え申し上げたいと思います。 今回、13ページの中で工事費として補正をさせていただいた55万円につきましては、防災重点農業用ため池の注意喚起ということで、今回、この55万円については2か所、多田羅のためと杉山にあります坂善ための2か所の注意喚起のための看板設置費用でございます。 ただいまの和久議員からありましたように、現在、多田羅沼と坂善だめ、両方とも水抜きをしております。そちらについては、関西のほうでため池の崩壊等がありまして、そういったことを踏まえて、国のほうで農業用防災ため池の点検をしなさいということで、今やっているものは、ため池の堤体等のボーリング調査費用でございます。そちらの費用については、全額国庫補助ということで、前回も予算をいただいて実施しているところであります。 今回の55万円については、町民の方が見えやすいところに、この池は農業用の防災ため池であるため、近づかないようにとか、あまり釣りをしたりとかそういったこと、遊んだりしないようにということでの注意喚起をするものです。 ですので、今現在工事やっているものは、先程言いましたように、堤体が安全かどうか、ボーリング調査をしたりということで実施しているものであります。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 和久議員。 ◆13番(和久和夫)  質問なんですが、1か所、今何かくるくる回してやっていると思うんですが、軽いやぐらみたいなの立てて。あれ何か所かでやるんですか。土質調査を含めて、要するに、沼が地震なんかで壊れた場合に。確かに、下には大規模な被害が出ますんで、そういう形でやるのかどうか。それか、どのくらいまで、あるいは、何か所でやるのか、そういった点、分かれば教えてもらいたいですが。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  現在、ちょうど歩道の付近のところにやぐらを立ててやっているかと思うんですけれども、あの場所1か所のみで実施する予定であります。今回、その結果によって長寿命化ということで、もしある程度の地震で耐えられないようなものであれば、今後は、国のまた助成をいただいて、何らかの工事をしたりとか、そういったことが入ってくると思いますが、今やっているものについては、今の場所だけになりますので、その調査期間中においては、地域住民の皆様にもいろいろ歩道をちょっと通れなくなっていたりする部分がありますので、ちょっとご迷惑かけるかと思いますが、どうぞご理解のほうをよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 じゃ、石井議員。 ◆2番(石井豊)  2番、石井豊です。 ページ数が13ページになります。 6款1項3目で18節ですかね。農業次世代人財投資資金という項目があるんですけれども、この具体的内容をちょっとご説明をお願いします。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまの石井議員のご質問に対しましてお答え申し上げたいと思います。 13ページの農業振興費の中の農業次世代人財投資資金、こちらについては、次世代を担う農業者への支援ということで、就農後5年間、経営のための支援をする資金となります。1人農家当たり1年150万円、夫婦型の場合は、225万円を国の交付金をもって支給するものとなっております。 今回、この75万円の補正をするものについては、昨年度もそうだったんですけれども、今回、4年度分の前期分を前倒し交付が可能だということで、今、市貝で交付している方が3件です。菊やトマト、有機栽培している方で3件、あと、夫婦型で有機栽培、あるいは6次産業化に取り組んでいる夫婦が1件ということで、その方たちの4年度分の前期分を支払うこととしまして、その関係で75万円が不足となりましたので、今回、補正をさせていただいているものとなります。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございますか。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  7番、川堀です。 私からは、12ページの3款2項4目の保育所費の中で、先程、委託料330万円、幼老複合施設用地測量等の業務委託料ということで、土地の境界ということで説明を受けました。これ何人ぐらい対象になっているのか伺いたいと思います。 それと、4款1項2目予防費の中で、12節委託料で、人材派遣業務委託料ということで、コールセンターということで、受診予約をする委託だと思いますけれども、この予約がなかなかできないという、前回、例がありまして、今回はどのような考えをしているのか伺いたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいま川堀議員さんからご質問いただきました委託料、こちらにつきましては、町が今進めております幼老複合施設関係の予定地ということで、先日の全員協議会、あるいは昨日の議会の席でも、杉山地区、杉山の南部地区のほうに予定地を選定しまして、そちらのところについて各種法令とか関係機関との協議を進めております。そういったものを進める中で、やはり土地の所在ですとか、面積などを正確に測り出す必要があるということで、今回、その予定地についての境界確認業務ということで計上をさせていただきました。 人数等については、その当該地、約1万平米ほどの予定地を見ておりますが、そちらとその周辺がまた対象となりますので、そちらの区域に係る地権者、こちらについては、公募上の洗い出しなども含めた業務もこちらのほうに入れておりますので、ちょっと今人数のほうは、正確にはこちらのほうではちょっとお示ししていない状況です。そちらに係る公募上の所有者の確認ですとか、現地に入っての境界立会い、1筆ごとの測量業務、そういったものをまとめていただくというまでの業務を、今回補正させていただいた次第です。 以上です。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答え申し上げます。 12ページの4款1項2目予防費の委託料、その中の人材派遣の業務委託料ですが、こちらは予約に関わるコールセンターはじめ接種会場に従事するものも含まれております。 なお、前回の1回目、2回目の予約に関しましては、予約が取りづらいということで非常にご迷惑をおかけしたこともあり、今回、3回目の追加接種に関しましては、まず、原則8か月を経過した高齢者の方を先に接種が始まる予定でございます。高齢者の方は、今年の5月から7月にかけて多く接種をしましたので、その方に関しましては、接種券と一緒にはがきで接種の希望調査を行う予定にしております。そのはがきで希望を役場に返していただき、それに伴い、基本的には、こちらが指定した日にちに接種をしていただきまして、予約が要らない、こちらから指定の日にちをお送りするという形を取らせていただく予定です。 なお、それに関しまして、都合が悪いとか、あとほかの件に関しましての要望などをお聞きするのにコールセンターの人材を今回、補正で上げさせていただいております。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 今、同僚議員からの質問がありましたが、12ページの幼老複合施設の件でお聞きいたします。 先日、12月6日に全協で説明等がありましたが、その後8日に、この建築に対してのコンサルが決定しております。それで、随分実績のあるコンサルに決まったなということで思っているんですが。 それで、今回の杉山保育所の民営化に関しては、赤羽のときと違った事業者に決まったということで、そういう意味では、保育のサービスの競争にもなりますし、大変いいんじゃないかなと思っております。 それで、今回の敷地に関しては、9,000平米というようなことで、農振地区に建てられるということで、農振除外、それから、農振除外が終わってから農転もあるというようなことで、工期が大変気になるところなんです。その辺のところをどう考えているのかと。 今回のこれ複合施設なものですから、保育園、それと老人デイサービスセンター、それから就労継続支援A型・B型事業といって、これ自分もよくは分からないですから。そのほかに、放課後等のデイサービス事業所というようなことで計画されております。今回、8日に建築関係のコンサルがプレゼンしたということで、こういったものだというものが示されているかと思いますので、チャンスを見て、町民にこういうものができるんだよと。工期としては、このぐらいかなというようなことも示されたほうがいいかと思いますので、その点についてをお聞きいたします。 それと、もう1点なんですが、補正の予算書で5ページの債務負担行為の補正についてをお聞きいたします。中学校給食調理業務委託ということで、これも民営化するというようなことで、町直営じゃなくて業務委託するというようなことで進んでおります。これからの選定に当たっての選定方法は、どのようにしていくのか。これまで3小学校については、宇都宮の業者ですか、1社でやっているかと思いますが、1社で全部中学校まで任せるのがいいのか、競争させたほうがいいのかというようなこともあるかと思いますので、その選定の方法と、いつまでにどういった形で決めるのか、そういったことについてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまいただきました小塙議員さんからのご質問にお答えをさせていただきます。 まず、杉山地内に予定しております複合施設関係でございます。議員さんのおっしゃるとおり、今回、事業のほうをやっていただく事業者のほうも、コンサルさんのほう、プレゼンを行った上で選定したということの報告をいただいているところです。今後はもっと具体的な調整に入っていくということになります。 ただし、前提として、予定地とした場所がそういったいわゆる網のかかった土地であるということがあります。こちらについて、また面積も大きいというところがあります。用途が今言った農業をやるべき場所だというところが前提にあるところですから、そちらを絡めた形で、土地利用が図れるように今、関係機関と調整をしているところでございます。そのため、今回、補正で測量業務なども入れさせていただいております。 ご指摘のとおり、こういった部分、法的な部分をクリアするには、一定の期間を要するところがございます。これまでも議員の皆様、あるいは関係町民の方にも、杉山保育所の場所について民営化をしてオープンするのは、令和5年4月を予定しているということでお示しをしているところで、広報などにもその旨載せております。こちらにつきましても、そういった土地の問題やら今後、そういった設計、工事、そういった部分も順調に進んで、その時期ということで、今のところは示しているところでございます。 こちらがもっと詳細煮詰まって、具体的な予定が決まりましたら、また議会の皆様にはそちらの経過報告、あるいは地元には説明会、町民等については、やはり広報などを使った周知などもしていきたいと思っております。 それと、市貝中学校の給食の民間委託について、債務負担行為を今回、上げさせていただいたところでございます。こちらについても12月6日の全員協議会の際に、これまでの町の民間委託の方針に沿って、小学校からずっと中学校ということで、民間委託のほうを進めてまいった経緯がございます。町としましては、現在、検討委員会のほうでその民営化の方針ですとか、業者選定の選考基準などを決めていただいているところがありまして、今月中にはそちらの報告をいただいた上で、町の方針、決定して、今回債務負担行為の承認をいただけたならば、年明けには、業者選定のための入札を行っていきたいというところでございます。 基本的に入札ですので、競争入札が原則となります。今のところは、この前の経過書にもお示ししておりますが、小学校は、同じ会社さんのほうでやっていただいている現状があります。中学校においては、そういった業者さんが入られるかどうかは入札の結果でございますので、市貝町の給食、どういった形で地産地消とか、有機野菜の導入など、そういったところもうたいながら、市貝町の給食をやってみたいという業者さんを、競争によって選定できればということで今準備を進めているところです。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございますか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第47号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第47号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(山川英男)  日程第7、「栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙」を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。 お諮りいたします。指名の方法については議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、議長が指名することに決定しました。 栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員に入野正明町長を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長が指名しました入野正明町長を栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選者と決定することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、ただいま指名しました入野正明町長が栃木県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま当選された入野正明町長がおいでになりますので、市貝町議会会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をいたします。-----------------------------------常任委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第8、「常任委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 総務民生常任委員長並びに文教経済常任委員長から、会議規則第74条の規定により、お手元に配付しました常任委員会が所管する事務執行に係わる事務調査について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。-----------------------------------議会運営委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第9、「議会運営委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会運営委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました本会議の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第10、「議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会広報編集調査特別委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました議会広報の編集・調査・発行に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。----------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(山川英男)  これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 以上で令和3年第6回市貝町議会定例会を閉会します。                          (午後4時31分)  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    令和  年  月  日          議長          署名議員          署名議員...